木の家外観 ※プレスリリースより
良品計画の住宅子会社で、「無印良品の家」のネットワーク事業を展開するMUJI HOUSEは27日、
モデルハウス「無印良品の家 広島西店(木の家)」をオープンすると発表した。同社のネットワーク・パートナーの桑原組が運営する。
広島西店「木の家」のモデルハウスは、窓にトリプルガラスとアルミ樹脂複合サッシを併せた「高性能ハイブリッド窓」を採用している。
高性能ハイブリッド窓 ※プレスリリースより
外壁の断熱には外張り断熱(フェノールフォーム)と充填断熱(高性能グラスウール)を併せたダブル断熱を標準仕様することで、
外皮性能が向上した。
モデルハウスの断熱性能は、2020年に義務化が予定されている建物の外壁や窓からの熱の逃げやすさを表す「外皮平均熱還流率」の基準値である「UA値0.8」に対して、「UA値0.45」(数値が小さいほど家の熱が逃げにくい)という性能値を実現した。
この数値は、平成25年省エネルギー基準の広島県エリアにおける判断基準値(UA値:0.87)を性能値で上回っている。
また、「無印良品の家」は、すべての建物を「耐震等級3」の耐震性を確保。採用しているSE構法は、強度が明確な「構造用集成材」の柱と梁を「SE金物」で接合し、構造の耐久性を数値で証明する「構造計算」を可能にした工法。無印良品の家では建設するすべての建物を一棟ずつ、個別に構造計算を実施している。
「無印良品の家」の商品構成は、2004年10月に発売した「木の家」(2006年度グッドデザイン賞受賞、2015年グッドデザイン・ロングライフデザイン賞受賞)。それに続き、2007年4月に「窓の家」(2008年度グッドデザイン金賞受賞)が発売された。
さらに2014年4月には都市型3階建て住宅「縦の家」(2014年度グッドデザイン賞受賞)が発売され、現在これら3つの商品展開を行っている。
広島西店と同日の22日、大分県中津市の「無印良品の家 中津店(窓の家)」もオープンする予定。
モデルハウスの概要は、下記の通り。
木の家 間口5間半×奥行4間(間口10.01m×奥行7.28m)
建築面積:72.87㎡(22.04坪)
延床面積:101.85㎡(30.80坪)
工事面積:134.14㎡(40.57坪)
※吹抜け・テラス・バルコニーの面積を含む
標準仕様本体工事価格1884万円(税込2034万円)