コミュニティプラザ外観 プレスリリースより


東急不動産は分譲マンションとシニア住宅の複合開発「世田谷中町プロジェクト」を現在展開しているが、
居住者以外にも地域に開かれた多世代交流拠点「コミュニティプラザ」を併設している。
そのコミュニティプラザが今月開業したと発表した。

コミュニティプラザ内の施設開業スケジュールは、認可保育園「ポピンズナーサリースクール世田谷中町」(4月)、
看護小規模多機能型居宅介護事業所「ナースケア・リビング世田谷中町」(5月)、
「コミュニティサロン・ホームクレール世田谷中町」(7月)、
定期巡回・随時対応型訪問介護看護事業所「ホームケア世田谷中町」(9月)が順次オープンしていく。
また、分譲マンションブランド「BRANZ(ブランズ)」(70年の転定期借地権付き)は
9月(一部の街区は引き渡し済み)に引き渡しが行われ、
シニア住宅「グランクレール」のシニアレジデンスは7月、ケアレジデンスは9月にそれぞれ開業する予定。

この「世田谷中町プロジェクト」は、東京都の「一般住宅を併設したサービス付き高齢者向け住宅整備事業」の
第1号プロジェクトとして開発が進められているものだ。
これは「高齢者が、身体状況や生活形態に応じ、自立し安心して暮らすことができる住宅」
「高齢者が、様々な居住者や地域住民と交流することによっていきいきと暮らし、災害時にも助け合うことができる住宅」
というコンセプトのもと、東京都の整備事業として行われている。

 今回開業したコミュニティプラザは、東京都市大学などとの産学連携による取り組みにより
多世代交流の実現を目指した施設で、コミュニティサロンやカルチャールーム、認可保育所などが設置。
さらに地域包括ケアの拠点として、看護小規模多機能型居宅介護事業所と定期巡回・随時対応型訪問介護看護事業所を開業し、
地域の介護にも携わる多様な暮らしを実現したもの。

 コミュニティサロン内部の空間設計や意匠・デザインについて東京都市大学の学生との共同で検討し、
7月の開業後、同大学生らが中心となって空間を活用した交流プログラムを企画運営する。
またカルチャールームには、茶道教室などができる和室とピアノを設置した音楽室の2つの部屋が用意されている。
この部屋をブランズ、グランクレールの両居住者が利用でき、例えばグランクレールに入居するシニアが身につけた文化や教養を、
ブランズに入居する親子世代に教える交流プログラムを展開することなども考えられている。

周辺図 プレスリリースより
 
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