2025年2月17日
スマサテ、収益物件の価格査定業務を効率化する無料サービスの提供を開始

スマサテ(東京都品川区)は17日、不動産売買における査定業務の効率化を目指した新サービス「スマサテ_収益価格査定β版」の無料提供を開始したと発表した。

画像=プレスリリース
同サービスは、収益物件の成約事例や募集事例を自動で収集し、利回りや売買価格の査定、査定報告書の作成を自動化する。不動産売買の仲介業者や管理担当者、買取再販業者向けに、価格査定業務の効率化を支援する。
従来の査定プロセスでは、成約事例の収集が困難であることや、既存の情報収集システムの使いづらさが課題とされていた。新システムでは、周辺の類似物件に関する成約・募集事例を自動で収集し、データの詳細確認や地図上での位置関係の把握が可能となっている。また、査定結果をPDF形式の報告書として自動作成する機能も備えている。
β版としてリリースされた本サービスは、現在東京都、神奈川県、埼玉県、千葉県の一都三県で利用可能。今後は全国展開を予定しており、対象エリアを順次拡大する方針だ。また、詳細なデータ分析機能の追加や査定レポートのカスタマイズ機能の実装も計画している。
同社は2015年の設立以来、不動産向けAI賃料査定システムを提供してきた。今回の新サービス提供により、不動産取引の透明性向上と業界全体の業務効率化を目指すとしている。