ハトマークグループの(一財)ハトマーク支援機構(東京都千代田区)は2月1日、ハッチ・ワーク(東京都港区)と業務提携し、月極駐車場管理のデジタル化を推進することを発表した。
この提携により、全国の宅地建物取引業協会に加盟する10万社を超えるハトマーク会員は、ハッチ・ワークが提供する月極駐車場オンライン管理支援サービス「アットパーキングクラウド」を特典付きで導入できるようになる。

左から、ハトマーク支援機構 理事長 津村義康氏、ハッチ・ワーク 代表取締役社長 増田知平氏 画像=プレスリリース
月極駐車場の管理業務は、現地看板による募集や問い合わせ対応、書面での署名・押印を必須とする各種手続きと対面または郵送での対応、集金や未納者への督促など、多岐にわたる業務が必要とされている。これらの業務は重要である一方、実入りの割に負担が大きいと感じる不動産事業者も少なくない。
「アットパーキングクラウド」を導入することで、利用者は月極駐車場をオンラインで検索し、申し込みから契約完了までを最短30分で完了できる。また、現地看板に記載されたQRコードをスマートフォンで読み取ることで、空き状況の確認や契約手続きまでをその場で行うことが可能となる。

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ハトマーク支援機構は、会員の業務効率化による負担軽減と利用者の利便性向上、月極駐車場のDX化を通じて、不動産業界全体の発展に寄与するとしている。
なお、宅建協会に加盟する宅建事業者は全国の約80%に及ぶとされており、今回の提携による業界全体へのインパクトは大きいものと見られる。