ネット不動産投資サービス「RENOSY」、売却手続きのオンライン化と購入者動向の可視化機能を実装
GAテクノロジーズは、同社が運営するネット不動産投資サービス「RENOSY」において、投資用不動産の売却手続きを完全オンライン化し、購入検討者の反応を可視化する新機能の提供を開始したと発表した。
新機能では、従来は不動産営業担当者を介して行っていた売り出し手続きを、5つのステップでオンライン完結できるようになる。具体的には、売り出しの申し込みから、価格設定、売り出し情報の入力、本人確認(eKYC)、媒介契約の締結までをウェブ上で実施可能とした。各ステップの完了時にはメール通知が届き、進捗状況を把握しやすい仕組みとなっている。
また、売り出し後の購入検討者の反応を直接確認できる機能も追加された。投資用不動産オーナーは、自身の売り出し物件に対する「お気に入り」登録数や購入希望価格をマイページ上でリアルタイムに確認できる。これにより、従来は不動産営業担当者を通じてしか得られなかった市場の反応を、オーナー自身が直接把握することが可能となった。
本機能の開発背景には、投資用不動産オーナーから寄せられた「自分のタイミングで売却を進めたい」「売り出し中の物件への反応をすぐに知りたい」「不動産営業担当者を介さずにオンライン上で手続きをしたい」といったニーズがあったという。煩雑な手続きや情報不足による不安を軽減し、より主体的な売却活動を支援することを目指している。
売却手続きのオンライン化では、本人確認手続きにネクスウェイ(東京都江東区)のeKYCシステム「オンライン本人確認サービス」を採用。スマートフォンで公的書類と顔写真を撮影することで、本人確認を完了できる。媒介契約書については、作成依頼から1〜3営業日でメール送付され、オンライン署名による締結が可能となっている。
売り出し後の市場反応の可視化機能では、購入検討者からのお気に入り登録や希望価格の登録があった際にメール通知が届く仕組みも実装。これにより投資用不動産オーナーは、リアルタイムで市場の反応を把握し、今後の売却活動の参考にすることができるようになった。
なお、これらの新機能はRENOSYのマイページに登録している投資用不動産オーナーが利用可能となっている。同社は今後も、投資用不動産オーナーの売買や運用に関する意思決定をサポートするため、顧客体験や利便性を高めるサービスの開発を進めていく方針だ。