リーウェイズ、不動産テック活用企業を表彰- Gate. Awardで2社を認定 –
リーウェイズ(東京都渋谷区)は、同社の不動産価値分析AIサービス「Gate.」を活用し、顕著な成果を上げた企業を表彰する「Gate. Award」を実施し、2社を認定したことを発表した。
受賞企業となったアグレ都市デザイン(東京都新宿区)は、戸建て住宅の設計・施工・販売を主力としてきたが、新規事業として収益不動産分野に参入。AIによる査定や投資シミュレーションを活用し、特に全期間利回り(IRR)の提示により、初めて収益不動産投資を行う顧客への提案力を強化した。同社によると、平均空室率や家賃下落率などの具体的なデータに基づく説明が可能となり、物件選定の重要性を分かりやすく伝えられるようになったという。その結果、収益物件2棟の建築・販売を成功させ、新規事業の基盤構築を実現している。
コンスピリート(東京都目黒区)は、収益物件の売買から管理、建築や工事まで、不動産事業全般をワンストップで提供する不動産会社。約4,000件の物件管理を行っており、近年は投資分析を自ら行う顧客が増加傾向にあった。しかし、経験豊富なベテラン社員の退職により、査定にばらつきが生じるという課題に直面。AIによる査定の導入で、物件評価の迅速化と標準化を達成。これにより物件取扱数が増加し、スクリーニングの効率化による経費削減も実現したという。
リーウェイズは、不動産取引における効率的な企業運営と高い顧客満足度が求められる中、データを正確に分析・提供する企業の証として「Gate. Award」を位置づけている。今後は認定企業のさらなる拡充を目指すとともに、不動産業界全体の透明性向上にも取り組んでいく考えだ。
なお、同社の「Gate.」は、2億5,000万件を超える物件データを基に、AIを活用した不動産の査定・投資分析シミュレーションや市場分析を提供。金融機関や不動産企業、生命保険会社など、導入企業数は700社を突破している(2024年12月時点)。