2024年12月3日
「ビズアナオーナー」パナソニックAWEの製品提供を開始。賃貸住宅における不人気設備の課題を解決
リビンマガジンBizNews
CBIT(東京都千代田区)は、11月11日より不動産オーナー向けWEBサービス「ビズアナオーナー」において、パナソニックAWエンジニアリング(東京都中央区)の「シャワー&パウダーII」の提供を開始したことを発表した。
同サービスは、築古物件における3点式ユニットバスの課題解決を目指すものだ。
背景には、賃貸物件における「バス・トイレ別」へのニーズの高まりがある。単身者を対象とした調査では、約7割が「バス・トイレ別」の物件を選好すると回答。特に若年層でこの傾向が顕著となっている。しかし、築古物件の多くは3点式ユニットバスを採用しており、これが賃料低下や空室率上昇の一因となっていた。
不動産オーナーの間では「バス・トイレ別」へのリフォームニーズが存在するものの、工事期間の長さやコストの問題から、実現を断念するケースが少なくないとされる。今回提供開始された「シャワー&パウダーII」は、既存の3点式ユニットバスの空間を活用しながら、トイレを分離する工事を最短2日で完了できる点が特徴だ。
「ビズアナオーナー」は現在、約1,300名の会員を抱える不動産オーナー向けプラットフォーム。同社は本サービスを通じて、築古物件における設備面での課題解決を図るとともに、物件の価値向上を支援する方針を打ち出している。