マンションの売出・成約価格の乖離率は平均で4.5%。アットホーム調べ
アットホーム(東京都大田区)は、2018年7月以降で住替えのために国内のマンションを売却したことがある30~69歳の男女409名を対象に、マンション売却に関する実態調査を行い、結果を発表した。
売却を依頼する不動産会社を見つけた経緯については、「次に住む物件を購入・借りる際に利用する予定の会社だった」が18.8%と最も高く、次いで「一括で物件の査定依頼ができるサービス」が16.4%と査定サイトの利用の割合も高かった。3番目は「『不動産 売却などのキーワードでインターネット検索」(15.4%)で、ネット検索によって業者を探しているケースも多く、SEOによる集客強化も不動産会社の課題になっているようだ。
不動産会社を選ぶうえで重視したことは、「実績が豊富なこと」(37.0%)、「売却物件があるエリア・周辺環境に詳しいこと」(32.9%)、「経験豊富なスタッフが在籍していること」(27.6%)、「査定額が高いこと」(27.2%)といったものが高かった。
また、不動産会社に教えてもらって良かったことを尋ねた質問では、「売却にかかる諸費用」が53.8%と半数以上を占めた。
売出価格と成約価格の乖離率を調べたものでは、平均-4.5%という結果だった。
同調査の集計表を見ると、売却期間が長引くことで乖離率が大きくなっている一方で、売却時のマンション築年数は乖離率に大きく影響を与えているわけではないことがわかる。