2023年上半期、新築マンション駅別相場ランキング発表。マーキュリーRI
不動産マーケティングやデータベースを提供しているマーキュリーリアルテックイノベーターは、2023年上半期に分譲された首都圏、関西、東海の新築マンション相場情報から、平均㎡単価が高い上位30駅をランキング形式で発表した。
首都圏の駅別ランキングでは、上位30位まですべてが東京都の駅となる結果だった。1位は「麻布十番」駅で395万円/㎡、2位は「浜松町」駅336万円/㎡、3位は「九段下」駅314万円/㎡と、上位3位まではいずれも平均㎡単価は300万円超で、坪単価でも1,000万円を超える結果となった。
麻布十番駅では、2023年2月に販売が開始され、最低でも2億円台から最高価格は45億円となり話題となった「三田ガーデンヒルズ」が大きく影響しているようだ。また、各駅での供給戸数にも差があり、3位の九段下駅はわずか11戸の供給だった。
関西の駅別のランキングでは、1位は「梅田」駅で173万円/㎡、次いで「大阪駅」156万円/㎡、「烏丸御池」144万円/㎡だった。大阪駅周辺や京都のオフィス街での価格が高いことがわかる。
東海駅別のものでは、「本山」駅が111万円/㎡、「伏見」駅104万円/㎡、「池下」駅98万円/㎡が上位3駅となり、名古屋市の中心部が上位を占めた。
また、2023年上半期に供給された全445駅の㎡あたりの価格帯をみると、50万円~100万円未満(50㎡で換算すると2500~5000万円)の駅が286駅で最多で、全体の3分の2を占めていた。一方で1㎡あたりの価格が100万円を越える149駅のうちの6割以上にあたる94駅が東京都の駅だった。