2022年の不動産クラウドファンディング募集総額は548億円。LIFULL調べ

LIFULL(東京都千代田区)は、不動産クラウドファンディング市場に関する独自の調査結果「2022年版 不動産クラウドファンディング マーケットレポート」を公開した。

画像=プレスリリースより

同レポートによると、2022年の不動産クラウドファンディングによる募集総額は約548億円にのぼり、前年比で224%(約245億円)、5年前の2018年からは約23倍(約23億円)と、市場が拡大しているという結果だった。

老後資金2,000万円問題を始めとした将来不安が、一般消費者の資産形成や投資運用への関心を高めていることに比例して、不動産特定共同事業法(不特法)を活用した不動産クラウドファンディング事業に参入する事業者も増加している。

画像=プレスリリースより

2018年から累計で64社が不動産クラウドファンディング事業を行っているが、そのうち30%以上にあたる21社が2022年に新規で参入した事業者だという。

その一方で、不動産クラウドファンディング事業をテック関連の事業としてとらえ、バリュエーション(企業価値評価)を高めるためのアピールとして開始する企業もあり、継続的なファンド組成が行われていないケースも散見されている。

先述の64社のうち、2022年にファンドが供給されたのは57社だった。

画像=プレスリリースより

また、2022年に組成されたファンドの平均利回りは5.8%と過去最高だった。

 
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