Gaテクノ 1年で1,177万枚の紙を削減。不動産業界で進むペーパーレス化の動き

GA technologies(東京都港区)は、2022年4月1日から2023年3月末までの1年間で、同社グループ全体で1,177万枚の紙削減を達成したことを発表した。

画像=プレスリリースより

不動産業界では契約書やレポート、提案書、チラシなど未だに業務における紙の消費が多いことが、環境負荷やサステナビリティの観点から課題視されている。

(一社)日本新聞折込広告業協会が発表している「月間折込広告出稿統計データ【全国版】 2022年度 <年間>」によると、2022年の1年間で、不動産関連の新聞折込が1世帯当たり179.3枚あったという。2022年10月時点の新聞発行部数が3,084万6,631部(日本新聞協会)だったことから、不動産業界では新聞折込だけで、年間55億3,080万枚もの紙が消費されていると試算することができる。A4の紙(4g)と仮定すると重量は2万トン以上にも及ぶ。

GA technologiesでは、オンライン不動産投資サービス「RENOSY(リノシー)」を活用した、オンラインでの不動産購入や売却のDX化によるペーパーレスのほか、グループ会社のイタンジ(東京都港区)が提供する、賃貸物件のウェブ申込サービス「申込受付くん」や電子契約システム「電子契約くん」によって、賃貸業界におけるペーパーレスにも取り組んでいる。

その他にも、グループ会社の神居秒算(東京都港区:しんきょ・びょうさん)が提供する中華圏の投資家と日本の不動産仲介会社を結ぶ「神居秒算」も、投資家や仲介会社といったステイクホルダーとの取引の電子化を推進しているという。

 
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