自宅不動産の割賦売買取引サービス「すみつぎ」、β版をローンチ
自宅不動産の割賦売買取引サービス「すみつぎ」、β版をローンチ
ライクライフ(東京都千代田区)は、高齢者が所有する自宅不動産を割賦で売買取引できる「すみつぎ」のβ版をローンチし、事前登録ユーザーの募集を開始したことを発表した。
画像=プレスリリースより
「すみつぎ」は、高齢者が自宅に住み続けながら物件を売却し、月々分割した売買代金を得られるというもの。買主が全額の支払いを完了した後も、引き続き無償で自宅に住み続けることができる。
一方、買主は物件の代金を一定期間に渡り売買代金を支払う必要があり、支払い完了後もすぐに物件を引き渡されないが、通常の物件価格の2~5割安い価格で物件を購入することができ、売主である高齢者が死亡や施設への永続的な入居などで、物件に居住しなくなった時点で引き渡される。
取引の段階で、登記の名義は買主に設定されるが、売主の抵当権を設定することで、リスクを抑える仕組みとなっている。また、物件価格は売主の年齢や日本人の平均寿命、現在の不動産価値や金利などを加味して算出されるという。
買主にとっては、物件取得までの期間が不明確であるデメリットがある一方で、ディスカウントされた物件価格や住宅ローンを利用せずに物件を購入できるため頭金が不要、といったメリットも多いようだ。
サービスを運営するライクライフは物件取引時の仲介手数料や保険やリフォームサポートなどがマネタイズポイントになるという。
今回β版をリリースし、事前会員によるテスト運用を行った後、来春に正式版のリリースを目指している。