森トラスト 米国シリコンバレーの所有不動産オフィスビル3棟・駐車場を売却
森トラスト(東京・港、伊達美和子社長)は、2021年7月31日に米国子会社の森アメリカ社(MORI America LLC)を通じて、米国シリコンバレーエリアのカリフォルニア州サンノゼ市に所有していた不動産「HQ@First」(オフィスビル3棟・駐車場1棟)を売却した。売却先は、KKRが設立したファンドKKR Real Estate Select Trust Inc.。取引はNewmarkの仲介を受け成立した。
画像=プレスリリースより
同社は、2016年に策定した中長期ビジョン「Advance2027」における重点戦略の一つとして、最大2,000億円規模の「海外不動産への投資」を掲げている。同物件は、環境性能評価指標である「LEED」でゴールド認証を取得している優良な大規模物件で、周囲に世界有数のハイテク企業のオフィスや研究所が集積した成長性の高いエリアに位置していることから、2019年3月に取得。築年数が浅く優良テナントによって満室稼働しており、安定資産として投資家から高く評価され、投資需要が堅調であったため、取得から約2年4ヶ月の保有期間を経て、売却を決定した。
同社は、今後も「安定性」「持続性」「成長性」を重視した戦略によって、国内外の不動産投資を積極的に推進することで、世界的な経済変動や社会変化に即応し、グループの安定的な成長の実現を目指していく。