三井不動産 ロボットカフェ等、日本橋でインクルーシブな取り組みを続々展開
三井不動産(東京・中央、菰田正信社長)は、日本橋エリアにおけるインクルーシブな街づくりを加速させる。「インクルーシブ」とは、ソーシャル・インクルージョン(社会的包摂)から派生した「あらゆる人を孤立や排除から援護し支え合う」という理念を指す。
画像=プレスリリースより
具体的には、高精度音声ナビゲーション・システム「インクルーシブ・ナビ」の導入エリア拡張、ベビーカーレンタルサービスの導入、同社が特別協賛をしているオリィ研究所が手掛ける常設実験店「分身ロボットカフェDAWN ver.β」(=画像)のオープンなど、エリア全体での取り組みを広げる。
高精度音声ナビゲーション・システム「インクルーシブ・ナビ」は、三井不動産、清水建設、日本アイ・ビー・エムの3社が共同展開し、車いす利用者にはエレベーターでのルートを案内する等、利用者に応じて目的地までの最適ルートをアプリで案内するシステム。導入エリアを7月7日から約35000㎡に拡張した。7月15日には「べビカル」と提携した事前予約可のベビーカーレンタルサービスをコレド室町で開始する。6月21日に日本橋ライフサイエンスビル3にオープンした「分身ロボットカフェDAWN ver.β」では、難病で外出困難な人がロボットを遠隔操作して接客を行っている。