YKK AP 富山の不動産会社と共同で、戸建の性能向上リノベーションを実施
YKK AP(東京・千代田、堀秀充社長)は、不動産・建築事業を行うトミソー(富山・富山、木村嘉秀社長)と共同で、中古戸建住宅の性能向上リノベーションを実証するプロジェクト『PROT富山の家』を完成させた。
画像=プレスリリースより
富山市内の住宅街に建つ築42年の旧耐震基準の戸建住宅を、現在の新築住宅の基準を超える「断熱」「耐震」性能にリノベーションした。断熱効果を高めるため、YKK APで最も断熱性能の高いトリプルガラス樹脂窓へ入れ替えたことなどにより、断熱性能が改修前の約8倍に向上したという。冬場のヒートショックリスクを軽減し、年間冷暖房費も6割以上の削減が可能な高い省エネ性能を実現した。
また、耐震性能向上では、YKK APの開口部耐震商品を採用。窓の数や面積を減らさずに開口部の耐力壁量を増やしたことで、震度6強の地震でも倒壊しない耐震等級3相当の強度まで高めた。
両社は、一定期間、同物件をコンセプトモデルハウスとして公開し、性能向上リノベーションのノウハウ提供や地域への情報発信に活用している。持家率が高い富山県において、新築に代わる新たな持家の選択肢として提案していく。