アットハース 高収入外国人向け賃貸仲介業、事業拡大に向け累計8100万円調達
アットハース(東京・千代田、紀野知成社長)は、2019年10月より高収入の就労外国人を中心に賃貸仲介・生活支援サービス『AtHearth』を提供しており、今回事業拡大に向け、既存株主のジェネシア・ベンチャーズ等から累計8100万円を調達したことを発表した。
画像=写真ACより
『AtHearth』では、通常の賃貸仲介業の範囲を超えて、役所手続き、口座開設、インターネット・水道・ガス・電気の申し込みなどの生活サポートを無償で提供。サービス開始から入居申し込み数は順調に増加し、1年で569名が申し込みした。まだ、顧客の紹介であるリファラル件数も急増している。
日本で働く在留外国人は増加傾向にあり、2019年末の在留外国人数は約293万3000人と過去最高を更新。一方で、過去5年で日本で住む家を探した経験者のうち「外国人であることを理由に入居を断られた」経験のある人は39.3%(法務省調査より)に上る。
同社では、こうした現状を変えるべく、資金調達を通じて管理会社やオーナーの不安を払拭する在留外国人に特化した多言語賃貸仲介と保証機能を含めた生活支援サービスを強化していくという。