なかなか売れないけどどうすればいいのか?
不動産の売却活動を始めたけれども思ったよりも反響がなく、売れそうな気配がなくて不安になってしまうことがあります。このような状態になると、最悪の場合販売活動が長期化してしまう可能性があります。今回は、そんな場合の不動産販売活動の見直しについて考えていきます。
不動産業者から販売活動の状況を確認
専任媒介契約や専属専任媒介契約を不動産業者と締結している場合、不動産業者は販売活動の状況についての報告が義務付けられています。しかし、テンプレートに当てはめただけの定型的な報告では、たいした内容を知ることができない可能性もあります。自分が欲しい情報がどのようなものかを明確にして不動産業者に依頼したり、それでも報告をもらうことが難しい場合はほかの不動産業者を探してみる必要があります。販売活動の状況報告としては次のようなものを確認できるように依頼しましょう。・積極的に販売活動をしているか・販売活動による反響・今後の販売活動方針上記はできるだけ確認できる状態のほうが良いでしょう。また、不動産業者が自社のホームページなどに掲載している場合は、1週間のアクセス件数などを教えてもらうようにして、自分の住宅がどれくらい注目されているのかを確認しておきましょう。
販売活動について見直すタイミング
ある一定の期間売り出しをしても、物件を売却できない場合は売り出し物件の価格や売り方を考え直す必要があるでしょう。不動産業者の知識や、自身で集めた知識を元に相談しあい、市場動向や店舗にくるお客がどのようなものを希望しているのかを分析しなおして販売活動を見直しましょう。単純に価格の問題であれば、価格を下げることでとんとん拍子に売却が進む可能性もあります。販売活動を見直す場合には次のような項目に注目するようにしましょう。・相場より高い価格で売り出していないか・短い間にこまめに値下げをして売れ残った物件という印象を醸し出していないか・物件のメリットが分かりやすく表示されているか・物件のデメリットを踏まえた売り方をしているか・修繕個所を放置していないか・見た目の悪さがないか・不動産業者は積極的な販売活動を行っているか・広告、宣伝は有効に機能しているか