空き家と居住中どちらが売れやすい?
中古住宅を売却する際には、空き家の状態で売却活動を行う場合と居住中に売却活動を行う2つのパターンがあると思います。一般的に売却を行う際には、どちらの方が売却に有利になるのでしょうか。今回は、空き家と居住中の売却についてご紹介したいと思います。
空き家のほうが売却を進めやすい
一般的には、空き家になっている方が早く売却できる傾向にあるようです。空き家の場合、部屋の中に物が何もないのでじっくり見ることができますし、実際に自分の理想とする部屋をイメージしやすい場合が多いです。「ここにソファをおいて~」などのやりとりは、部屋に物があったらやりにくいですよね。もちろん、居住中の場合ソファやテーブルがありますので、そのようにおいたらいいのでしょうが、どうしても買い手のイメージと離れた印象に固定されがちになるようです。そのため、空き家のほうが売却に結びつきやすいといわれています。さらに、居住中の場合は家を購入するという意識で内覧するよりも、他人の家の内覧会に来たような印象を持ってしまいかねません。空き家であれば、いつはいることができるのか、他に商談中の人はいるのか等の具体的な話になりやすいようです。また、不動産業者としても空き家のほうが、住人に気兼ねせずいつでも案内できますので、おすすめしやすいとも言われています。
居住中でも売却を進める方法は?
とはいえ、買い替えなどを希望する場合は売却が進んでから家を出る場合が多いと思います。そのため、居住中に買い手を見つけたいという人は意外に多いです。そのようなときには、できる限り生活感のない部屋にすることを意識すると売却が進めやすいです。生活感がありすぎると、どうしても気軽にみることができません。居住者に気を使ってしまうこともありますので、しっかり内覧してもらうことができません。生活感がないというのはどれくらいがいいのかというと、完全にそうするのは不可能に近いですが、できる限りモデルルームに近づくくらい整理整頓をして物を少なくしておくと内覧者も喜ぶ場合が多いようです。