増えるマンション住居者の高齢化

マンションというのは、非常に多くの世帯の集合体です。新築でマンションを購入した場合、マンションの老朽化はもちろんのことですが、マンションの住民の高齢化が目立つようになってきました。多くの場合、マンションを購入するのは30代であることが多いため、住居者が同じタイミングで高齢者になることが多いです。高齢者が集まってしまうと、マンション自体に活気がなくなってしまい、管理もずさんになりがちになってしまうといわれています。

多世代入居マンションという新しい試み

最近では、このような高齢者マンション問題を解決するために新しい試みが色々と考えられています。その中の一つが多世代入居マンションと呼ばれるものです。多世代入居マンションというのは、高齢者が住むマンションに学生が住むためのマンションや、子育て世代の住むためのマンションを併設するという試みです。その他にも託児所や、商業施設なども併設させることで高齢化問題に取り組んでいます。

交流のあるイベントをたくさん開催する

この多世代入居マンションでは、入居者同士での交流イベントを月に1回程度開催して、お互いの交流を図るような取り組みが盛んに行われています。したがって、特に独り身となってしまった高齢者の引きこもりを解消するのに役立つほか、若者世代としても年上の人と行動することによる社会性の獲得、さらには様々な知識を教えてもらうことができるという事で、入居をしたことがある人からはおおむね高評価を得ているようです。

学生の親や高齢者の家族からの評価も高い

一人暮らしの学生をこの複合マンションに入居させるという人も多いです。学生用のマンションと違って、大人世代の多く暮らしていることから、安心することができると感じている人が多いようです。また、高齢者の子供世代が、同じマンションで別の部屋に住んでいるという事例もあり、プライベートを保ちながらも高齢の親をそばで見てあげることができるということが、おおむね高評価である理由となっているようです。

 
  • line
  • facebook
  • twitter
  • line
  • facebook
  • twitter

本サイトに掲載されているコンテンツ (記事・広告・デザイン等)に関する著作権は当社に帰属しており、他のホームページ・ブログ等に無断で転載・転用することを禁止します。引用する場合は、リンクを貼る等して当サイトからの引用であることを明らかにしてください。なお、当サイトへのリンクを貼ることは自由です。ご連絡の必要もありません。

このコラムニストのコラム

このコラムニストのコラム一覧へ