両親から援助を受けるというのは少なくない
一戸建てやマンションを購入する際に、自己資金に加えて両親からの援助を受ける場合が少なくないと思います。ですが、その受ける資金に対しての税金についてしっかり理解していますか?税金や優遇について理解しておかないと過剰な税額を納付しなければならなくなります。今回は、親からの資金援助に対する税制優遇についてご紹介します。
贈与税はいくらからかかるのか
贈与税というのは、1年間の贈与について計算が行われます。1年間の生活の中である一人から年間110万円以上の贈与を受けた場合に、贈与税がかかります。逆に言うと、年間110万円以内なら贈与税はかからないとも言えます。細かな税率は、受け取った贈与額によって変わりますが、おおよそ10~50%の贈与税を納めないといけないとされています。場合によってはかなり高額な贈与税になりますね。
贈与税の税制優遇とはどのようなものか
贈与税の税制優遇というのは、住宅の購入のための資金として、贈与を受ける場合に一定額を非課税にすることができるという優遇制度です。マイホーム購入のための用途にしか適用することができませんのでご注意ください。税制優遇を受けることができる範囲というのは、購入する住宅が省エネなどの住宅として認定されると、最大で1,200万円、それ以外の住宅の場合は700万円までの贈与を非課税で受け取ることができるようになっています。
どうすれば税制優遇を受けることができる?
贈与税の税制優遇を受ける場合、金額が適用範囲内であれば何もしなくてもいいと勘違いしている人がいます。税制優遇を受ける場合には、しっかりと申告をしなければなりません。非課税であっても申告しないでおくと、最悪の場合脱税とみなされる可能性もありますので注意しましょう。贈与税の申告期間は贈与を受けた年の翌年2月1日から3月15 日までです。確定申告の方法がわからない場合は、所轄の税務署に出向いて、申告方法を教えてもらうようにしてください。