どちらがいいのかは永遠の課題!
かつては都心部でマンションを購入する、もしくは、郊外に出て一戸建てを購入するといった選択肢が主流となっていました。ですが、最近では20坪以下の土地に細長い3階建ての家を建てるなどした、ミニ戸建と呼ばれる小さな戸建が都心部でも多く見られるようになりました。場合によっては、マンションよりも安価で販売されていることもあり、どちらを購入すればいいのかわからないという人も多いと思います。どちらも一長一短があるのですが、今回はいろいろと比べてみました。
コスト面でどちらが優れているか比べてみる
物件の購入価格としては、中心部で購入する場合はミニ戸建のほうが安い傾向にあります。また、日常のコストとしてマンションは管理費がかかりますが、ミニ戸建の場合は自分で管理するので月々の決まった費用はかかりません。さらにマンションでは修繕積立金を、毎月支払わなければなりませんが、ミニ戸建の場合は自分のペースで積み立てていき必要な時に支払うことができます。修繕費に関しては、計画的に積み立てをできる人であればミニ戸建、そうでなければマンションのほうが良いでしょう。お金というコストの面では、ミニ戸建のほうが安いと言えます。
災害のリスクどちらの方がより高いのか
耐震性能としては、近年の基準であればマンションでもミニ戸建でも倒壊してしまうということは少ないと思います。ただ、ミニ戸建の場合は、液状化が起こった場合にその影響を直接喰らってしまう可能性があります。また、水害が起こった場合、マンションは1階の住居はリスクが高いですが、そのほかは低いです。ミニ戸建については、床上浸水になってしまうと住居に大きなダメージを受けてしまいます。
実際に住んだ場合の心地よさは?
住んだ時の心地よさは、マンションのほうが高いと言われています。マンションは全てがフラットですので、導線が良く空調の効きも良いため光熱費が安い傾向にあります。ミニ戸建の場合、空調効率が比較的悪いので、光熱費が高くなりがちです。また、マンションだとゴミを24時間出すことができることが多く、部屋にゴミがたまりにくいです。
コスト面ではミニ戸建、住居性としてはマンション
各居住形態に一長一短がありますが、どちらかと言うとコスト面としてはミニ戸建、災害リスクや居住性としてはマンションが優れていると言われています。これらの条件と実際の建物を参考に住居を選ぶようにしましょう。