中古物件はどこをチェックすればいい?
最近では中古住宅という選択肢にも人気があり、不動産購入の際の間口が広がってきています。ですが、新築と違ってより一層慎重なチェックをしなければならないのが中古住宅です。不備があることを知らずに住んでしまった時はかなりの心理的ダメージを負ってしまいます。今回は、中古住宅を購入する際のチェックポイントをご紹介します。
建物が傾いていないかチェックする
こちらは中古マンションの場合はあまり関係ありませんが、戸建の場合は非常に重要な要素です。建物が傾いていないかどうかを、よくチェックしておきましょう。チェック方法としては、外壁に深い亀裂が入っていないか、それぞれの窓の隅に亀裂が入っていないか、そして基礎に亀裂が入っていないかをチェックして、見付かった場合は沈下の有無を確認するようにしましょう。また、隣に家がある場合は見比べて違和感がないかを確認すると良いでしょう。
床のきしみやシロアリのチェックをする
床が傾いていないか、シロアリに浸食されていないかを確認しましょう。傾きについては実際に丸い物を転がしてもいいですし、立っているとなんとなくめまいに似た感覚を覚えることもあります。さらに、床がたわんでいたり、異常にきしんでいる場合も入念な確認が必要です。また、シロアリに浸食されていると建物の寿命が短くなりますので床下を見せてもらい、シロアリが家屋内に侵入していないかを確認するようにしましょう。
建物に雨漏りがないかを確認する
雨漏りは部屋の中がぬれてしまうだけでなく、カビによって体調が悪くなるなどの様々な害を引き起こすかもしれません。また、建物全体が湿気てしまいますので快適な生活を送ることができなくなる可能性があります。各部屋の天井を見てシミができていないか、カビが生えていたりしないかなどを確認するようにしてください。また、天井だけでなく壁から雨漏りすることもありますので、外壁に雨漏りを引き起こすような亀裂が入っていないか確認しておくようにしましょう。