要注意!戸建てにも修繕費は必要です
マンションよりも戸建てがいいという考えを持っている人は多いと思います。その理由の一つとして、マンションの場合はローンのほかに修繕積立金を別途支払わなければならず余分な費用がかかるということを理由としている場合があります。ですが、戸建てだったら修繕費の積み立てをしなくてもいいというわけではありません。では、戸建ての場合、いくらくらいの修繕費を見込めばいいのでしょうか?
修繕をすべき所は結構存在している
先にあげたようにマンションには修繕費がかかるからと戸建てを選ぶ人の場合、戸建ての修繕費について計画的に積み立てを行っている人というのは少ない傾向にあると言えるでしょう。しかし、いざ不具合が生じてしまった時に、積み立てをしていないと一気に高額の負担がかかってしまい、家計を圧迫しかねません。戸建てではおおむね次の期間ごとにご覧の金額が必要となります。
外壁塗装 10~15年 100万円
屋根塗装 15~20年 50万円
軒先・軒裏塗装 15~20年 30万円
樋・床下メンテナンス 15~20年 30万円
シロアリ対策 5年 20万円
クロス張替 7~10年 20万円
水回りコーキング 7~10年 30万円
月々3万円程度を積み立てておくと安心
ご紹介した費用を目安に考えると、新築を購入してから毎月3万円を積み立てていくことで、いざ不具合が起こった時も安心であると言えるでしょう。もちろんこの修繕にかかる費用や修繕までの期間というのはあくまでも目安です。全く補修しなくても平気かもしれませんし、修繕の費用をもっと節約することも可能かもしれません。ですが、管理を怠ってしまうと、家の寿命は一気に縮まってしまうことがあります。せっかく購入した家なのですから、丁寧に修繕をしながら住んでいき、家の寿命を延ばしていくほうが良いでしょう。また、こまめに点検や補修をしておくと、将来的に修繕にかかる費用がかなり少なくなるとも言われています。皆さんも戸建てを購入する際には、予め将来的な修繕の費用を見積もっておいてはいかがでしょうか。