これまで賃貸に住んでいた方や、実家暮らしをしている方が、いざ家や土地を買おう!と不動産契約をしても、契約書のどこをどう読めばいいのかよく分からないものです。また、急に不動産を相続して、それを売却することになっても、専門的なことが分からないと契約書を流し読みしちゃいそう、なんて方もいるかもしれません。たとえ不動産についての深い知識がなくても、契約書はしっかりと読んでおかないと危険です!そこで今回は、素人でもわかる、不動産売買契約書のチェック項目を2回に分けてご紹介します!
■不動産の売買契約書にはどんなことが書いているのか?
一般的な土地やマンション、戸建ての場合、どの契約書もある程度同じ内容のことが記載されています。そのなかでも、チェックしておいてほしい項目がこちらです。
■チェック① 売買物件について
売却・購入する不動産については登記簿を参考に記載されているはずですが、内容や数字に間違いがないかなど確認しておきましょう。
■チェック② 売買代金・手付金額・支払日
不動産の売買金額に間違いがないか、手付金の額は妥当かどうか、支払の期日はいつなのかは、とても大事な契約項目です。明らかに高い手付金や、契約の数日後が支払期日になっているなど、不自然な点を見つけた場合はその場で確認しましょう。
■チェック③ 所有権の移転と引渡し
いつ所有権を移転し、いつ不動産の引渡しを行うのか、をチェックします。一般的には決済日(売買代金を支払う・受け取る日)に所有権の移転手続きをし、引渡しを行います。ですが、例えば戸建てやマンションの場合、売主や買主の引越し時期なども考慮して、引渡しは後日、となることもあるようです。こちらもトラブルにならないよう、しっかり契約書を確認しておきましょう。
■チェック④ 付帯設備などの引渡し
売買契約書の中には、付帯設備も一緒に引き渡すのかどうか、の記載もあります。付帯設備とはエアコンや照明器具などのことで、庭にある木なども対象となります。売主は何を引き払い、何を置いていくのか、置いていく場合はその付帯設備の状態なども明らかにしておく必要があります。付帯設備の内容や状態については、売買契約書と一緒に用意されている「物件状況確認書」というものに記載があるので、チェックしておきましょう。
■まとめ
不動産売買の契約書と聞くと内容が難しそうな気がしますが、順番に紐解いていくと知識がなくても理解できる項目がほとんどです。次回は⑤~⑩のチェックポイントをご紹介しますので、併せて確認してみてくださいね♪