いざ不動産を売ろう!としても、ただ売りに出して売れるわけではありません。実は不動産が売れるまでにはさまざまな費用がかかるんです。そこで今回は、普段なかなか知ることのない、不動産を売却時にかかる費用のお話です。

*不動産売却時にはどんな費用がかかる?

個人で不動産を売却する場合、主に4つの費用がかかります。

① 仲介手数料

② 印紙税(印紙代)

③ 税金

④ その他費用

① 仲介手数料

業者を介して不動産を売却する場合には、仲介手数料がかかります。

基本的には、以下の方程式で出た金額が、仲介手数料の上限としてかかってきます。

(売却価格の3% + 60,000円)× 消費税8%

例えば、不動産売却価格が3,000万円の場合、仲介手数料は103万6800円となります。

仲介手数料は仲介業者が得る成功報酬なので、値段交渉をしてみるのもいいかもしれません!

② 印紙税(印紙代)

不動産売買には必須の印紙税(印紙代)ですが、不動産譲渡契約書の記載金額によって決められています。

500万円を超え、1000万円以下 : 5,000円

1000万円を超え、5000万円以下 : 1万円

5,000万円を超え、1億円以下 : 3万円

1億円を超え、5億円以下 : 6万円

5億円を超え、10億円以下 : 16万円

※上記の金額以下、以上もあります。

印紙を貼っていない・金額が足りていない、と発覚した場合、本来の印紙税+2倍相当の金額が過怠税として徴収されます。また、故意に貼らなかった場合はいわゆる脱税になり、懲役や罰金が科せられることもあります。印紙税は法律で決められた費用なので、貼り忘れが無いよう気をつけましょう!

③ 税金

不動産売却で得た利益を譲渡所得といいます。譲渡所得には所得税と住民税がかかり、その分の税金を納めなければいけないので、必ず確定申告を行ってください。譲渡所得税と住民税は、売却した不動産の所有期間によって変わってきます。

不動産所有期間5年以下 : 所得税30% / 住民税9%

不動産所有期間5年超 : 所得税15% / 住民税5%

※平成49年までは所得税×2.1%の復興特別所得税が加算されます。

④ その他費用

①~③までは不動産を売却したほとんどの場合にかかる費用ですが、人によっては他にも必要な費用が出てきます。

・抵当権抹消登記費用

・ローン残高の返済

・土地の測量費用

・リフォーム費用

・古屋解体費用

・引越し費用     など…

*まとめ*

不動産売却にかかる費用は、合計すると大きな額になってきます。印紙税や所得税などはもちろんですが、売却に際してのリフォームや自身の引越しなどが必要な場合も、忘れずに費用計算に入れておきましょう!

 
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