家購入を決めたときに迷う、マンションか建売りか、それとも注文住宅かという3択。これまでマンションと建売住宅の特徴・注意点を紹介してきました。最後は私も選んだ注文住宅について、なぜ注文住宅にしたのかも含め、ご紹介したいと思います。
*注文住宅を選ぶ上で…
【特徴その① 土地選び】
注文住宅を建てる上でまず始めにすることは、土地探しです。場所はどこにするかや土地の広さ、値段など土地を選ぶ上で考えることはたくさんあります。また、地域によって商業地、住宅地、防火・準防火地域などもあり、これは土地価格や固定資産税にも関わってきます。自分が家を建てたい場所を考える上で、その地域で家を建てるとどういう制限があるのかなど、事前の下調べをしっかり行いましょう。
【注意点】
この地域に家を建てたい!と決めても、土地自体がなければ話は進みません。また、土地の形状は、家の形や間取りにも大きな影響を与えます。私は運良く2ヶ月ほどで条件に合う土地を見つけることができましたが、探すのに2年かかったという友人もいます。土地探しは”タイミング”が一番重要だと思います。あせらずじっくり、納得のいく土地を探してくださいね。
【特徴その② 自由度】
注文住宅の一番の特徴は、”家作りの自由度が高い”ということです。外観や間取り、太陽光発電、床暖房などのメインどころから、キッチン、お風呂、床材、壁紙、トイレ、ドア、建具、サッシなど細かいところまで、仕様だけでなく色や材質まで好きに決めることができます。これは楽しい作業であると同時に、分厚いカタログと向き合う、根気のいる作業でもあります。大変さに負けず、自分のこだわりを存分に織り込みましょう!
【注意点】
自由度が高いということは、価格の幅もピンきりだということになります。良い設備を多く取り入れれば、その分家の価格が高くなります。逆に費用を抑えようと設備のグレードを落とすと、後々後悔することになるかもしれません。自分がこだわりたい場所と、そうでもない場所をはっきり見極め、価格・品質とも納得がいくよう調整してみてください。
【特徴③ 現場チェック】
注文住宅は設計の段階から関わるので、当然家を建てている現場も見に行くことができます。実際に現場を見て、やっぱりこうしたい、などの希望を現場の職人さんと話したり、追加工事をお願いできる場合があります。私は自分の家の建築現場を見に行った際に、コンセントの位置を修正してもらい、テレビ配線やインターネットケーブルの追加工事をお願いしました。家が建ってからの追加工事はかなりの費用がかかるので、気になることがある時は早めに声をかけておきましょう。
【注意点】
まれに打ち合わせをした設計士さんと、工事をする現場監督さんとの間で情報の行き違いがあることもあります。定期的に現場を見に行くことで、そういう情報の行き違いや、自分が思っていたものと違う工事がされている、などに気づき、相談することができます。時間がある方はぜひ現場見学に行ってみてくださいね。
*その他注意点
・注文住宅とはいえ、構造上出来ないこともある。
・土地購入から家の設計、工事など、家が完成するまで時間がかかる。
・図面やカタログなどを見て話し合いをするので、実際に家が出来たときのイメージがしにくい。
*まとめ*
私は、シューズクロークや和室、パントリー、広いウォークインクローゼットなど欲しいものや理想がいろいろとあったので注文住宅を選びました。わがままを聞いてくれた工務店さんのおかげで理想的な間取りや設備を取り入れることができました。時間をかけて作る注文住宅なので、満足のいく家ができるよう、ホームメーカーや工務店との打ち合わせを充実させてくださいね。