大学入学や就職を機に、初めて独り暮らしをする、という方が多いのではないでしょうか。誰にも邪魔されない自分だけの部屋は、色々とこだわりたいですよね。前回は、「家の周り」についての賃貸を選ぶポイントをご紹介しましたが、今回は「家の中」について考えていきたいと思います!
① 間取り
初めての一人暮らしなら、間取りは1Rまたは1Kを選ぶ方が多いと思います。まず1Rのメリットは、何でもすぐに手が届く、ということです。キッチンや冷蔵庫も部屋の中にあるので、わざわざ部屋を出て作業することが少なくなります。デメリットはキッチンの匂いが部屋にこもりやすいということ。水周りは汚れが溜まりやすい場所なので、まめな掃除が必要です。普段あまり料理はしない、という方にはちょうどいいかもしれません。1Kのメリットは、部屋のスペースを有効活用できるところです。キッチンが独立していれば、冷蔵庫、食器棚なども同様にキッチンスペースに置く場合が多いので、部屋の中の物が減り、余裕ができます。また、キッチンスペースを広く取れるので、料理をするときにも窮屈さが解消されます。デメリットとしては、1Rより家賃が高くなる場合があるということです。同じ広さ、立地条件の1R・1Kを比べた場合、約1万円1Kのほうが高い傾向にあります。また、キッチン部分はエアコンが効いていないので、特に夏場は食材の管理に気をつけないといけません。
② ユニットバスorバス・トイレ別
バス・トイレ別かどうかは、賃貸を選ぶ際の大きなポイントになってきています。ユニットバスは家賃を抑えることができ、お風呂周りを小スペースにする代わりに、LDKを広く使うことができるというメリットがあります。またどちらも同じ空間にあるので、まとめて掃除できるなど手間がかからないことも利点です。一方、見た目に清潔感がなかったり、設置必須のシャワーカーテンがカビやすかったりと、マイナス面が目立つことも。人気の高いバス・トイレ別の賃貸は、それぞれにプライバシーがあるのでゆっくり落ち着いてバスタイム・トイレタイムを取ることができます。スペースが確立されている分、シャンプーやボディソープなどの置き場所に困ることもありません。デメリットとしては家賃が高くなることや、ユニットバスの賃貸に比べてLDKが狭くなるということがあげられます。
③ 独立洗面台
ついつい見落としてしまいがちなのが、独立洗面台の有無です。バス・トイレが別の場合でも、お風呂の中に小さな洗面台があるだけで、独立したものは置いていない賃貸はたくさんあります。些細なことだと思うかも知れませんが、独立洗面台があるとかなり使えるんです。ドライヤーやコンタクトレンズ、歯ブラシなどの置き場所が確保できることはもちろん、髪の毛のセットやメイクをするときにも大きな鏡が役に立ちます。洗面台下に収納があれば掃除用具などもしまえるので、お風呂周りをすっきり見せることもできます。なくても困りませんが、あると大変便利なので、賃貸を選ぶ際はぜひ気にしてみてください。
*まとめ*
これから生活していく自分の場所なので、納得した上で快適に過ごしたいですよね。当たり前に思っていることも、いざ賃貸を探そうという時には気が回らないことがあります。住む上で譲れない条件などを一度整理して、新しい部屋探しに挑んでみてくださいね!