マンションを売却する際、気になるのがその相場だと思います。
マンションの売却相場は築年数によって変わると言われており、築年数が古いほど相場が低くなる傾向にあります。
ここでは、築年数ごとの相場をお伝えします。
マンションの築年数ごとの相場
新しいものほど高値で取引されるのはマンションに限りません。
築1年から築10年
マンションの場合、築1年から築10年程度の物件が最も人気だと言われています。
購入金額の95%から80%程度が相場で、条件によっては購入したときの金額よりも高額で売却できる場合もあります。
例えば、マンションが建ってから近くに大型ショッピング施設ができたなどの場合です。
きれいで部屋の状態が良ければ良いほど高額で売りに出されます。
築10年から築20年
築10年から築20年のマンションの相場は購入金額の80%から55%程度です。
建ってからある程度時間が経っていますが、この年数であれば「住宅ローン控除」を受けることができるため、住宅ローンを利用して購入すれば税金が戻ってくるため、需要があります。
築25年まで毎年受けることができるので、築10年のマンションを購入すれば15年間もの間控除を受けることができます。
こうした税金上の優遇措置があるため、税金を節約したい人に人気があるマンションです。
築20年から築30年
築20年から築30年のマンション相場は、購入金額の55%から45%程度です。
それほど高額で売却できるわけではありませんが、リーズナブルにマンションを購入したい家族に人気があるので一定の需要はあります。
間取りや立地を前面に出して売りに出す人が多いようです。
また、手ごろな価格で購入し、リノベーションをして貸し出すという使い方をする人も居ます。
リフォームや念入りなハウスクリーニングなどを行う必要はなく、最低限の掃除で売りに出せるのもこの築年数の魅力です。
築30年以上
築30年以上経っているマンションは、購入金額の45%から30%が相場と言われています。
あまり人気も無いので買い手が付かないことも考えられる築年数です。
相場に即した金額であれば売却はできますが、売却金額はあまり高額にならないと思ったほうが良いでしょう。
より高額で売却するには
古いマンションでもより高額で売却するには、複数の不動産業者に査定を依頼することが重要です。
査定金額については、その根拠についても説明してもらうようにしましょう。