トレーディングの会社から、投資の会社へ。その大きな流れの中で成長を遂げてきた総合商社ですが、資源分野への依存が強すぎると批判されるようになりました。商社側もそこは反省をして、「非資源分野」へのシフトを進めています。それがまさに今です。海外で病院事業に投資したり、ITやフィンテックへの投資を進めたり、といった具合に投資先の多角化を進めています。
この非資源分野の主戦場の一つが、コンビニエンスストアです。代表格は、三菱商事が出資するローソンと、伊藤忠商事のファミリーマート。コンビニは食品から生活雑貨まで扱う商品が広いので、あらゆる分野に商社が入り込み、コンビニのテコ入れを進めています。コンビニの競争は、総合商社トップ同士の「代理戦争」なんて言われることもあります。
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