住みたい家が見つかった後に必要な費用
自分が住みたいと思う家が見つかると、後は契約を進めていくだけです。その契約の際に必要な初期費用について知っていなければ、費用が払えず契約ができないという事態にもなりかねません。そこで、ここでは、物件探しを経て見つけた住みたい家に住むために必要となる初期費用についてご紹介します。
契約の際に必要となる主な費用は次の5つです。
①敷金
②礼金
③前家賃
④不動産会社に支払う仲介手数料
⑤住宅総合保険
これらの5つに加え、連帯保証人がいないケースなどの場合、その代行をしてくれる家賃保証会社などへ支払う費用が掛かることもあります。
よく聞く「敷金・礼金」って一体何?
詳しく知らないという人も意外と多い「敷金」と「礼金」について詳しく見ていきましょう。
まず、「敷金」です。これは、家賃の滞納や退居時の補修費用の支払いなどの担保を目的とした費用です。関西地方では「保証金」といわれることもあります。費用は、一般的には家賃の1~2ヵ月分というケースが多く、退居時に修繕などにかかった費用を差し引いた金額が返金されます。
一方の「礼金」は、大家さんへ「貸してくれてありがとう」という意味の費用で、新規契約時に払ったあとは、敷金のように返金されることのない費用です。最近では礼金なしという物件も増えています。
前家賃とは?
家賃の支払いは、通常、決められた日に翌月分を前払いするシステムとなっています。このシステムから、契約時から次回の賃料支払日までの賃料を日割り計算し、その期間の賃料を支払うのが一般的とされています。しかし、中には後払いのところもありますので、契約の際に事前に確認するようにしましょう。
仲介手数料ってどれくらい必要?
物件を探す際、不動産会社に仲介をお願いするケースが一般的です。そのため、契約時にはその仲介をしてくれた不動産会社へ支払う手数料が必要となります。最大でも月額賃料の1.08ヶ月分(1ヶ月分と消費税)とされており、その範囲内で決められた仲介手数料を支払うことになります。
結局、初期費用はどれくらいになる?
敷金や礼金によって大きく変わりますが、初期費用として、最低でも賃料×5ヵ月分を用意しておくとよいでしょう。少しでもこの費用を抑えたいというのであれば、物件選びの際に敷金や礼金などに注目して選ぶようにするとよいかもしれません。