実は深い関係にある「暮らし」と「間取り」
間取りは、日常生活を快適に過ごすためにも重要なポイントのひとつです。たとえば主婦の場合、ご飯の支度をしながら洗濯機を回すというように、同時に何かをすることが多いです。そのようなときに、キッチンと洗濯機の置き場が離れていると無駄な動きが増えるだけでなく、時間もロスしてしまうことになります。また、リビングなどのくつろぐ場所とトイレなど、1日のうちに何度も行き来するような場所も、それぞれが慣れていると不便さを感じることがあるでしょう。他にも、窓の向きによる採光や開口部の大きさによる開放感の違いなどの間取りによって変わってきます。
このように、何気なく過ごしているだけかもしれませんが、意識してみるとスムーズに動けるような間取りや採光の具合、開放感などが暮らしの中でどのくらい重要なのかが見えてくると思います。
間取り選びのポイントってあるの?
間取りは、さまざまなパターンがあるため、迷いがちです。うまく決められないという場合は、まず自分が暮らすうえで重要とするポイントを洗い出しましょう。家にあまりいないという場合であれば、多くの時間を過ごすであろう寝室の快適性を重視するというのでも良いと思います。自炊しようと思っているのであれば、キッチンは広めが良いかもしれません。このように生活をイメージすることで、重視したいポイントが明確になり、どのような間取りがいいのかが具体的になってきます。
また、理想的な間取りの物件を見つけたら、その間取りを頭の中で想像し、今ある家具や家電などを配置してみるとよいでしょう。そして、その中で生活をした時に、不便に感じるような部分がないかをイメージすることも大切です。たとえば、明るくて開放的な窓が気に入ったとしても、方位によっては夕方になると陽射しが強い、夏は暑いということがあるかもしれません。ですので、自分が生活するイメージができ、住んでみたいと思えるのであれば、間取り図からは読み取れない部分を内覧したり、不動産会社に尋ねるようにしましょう。