こんにちは。婚活FP山本です。地方から都会へ上京した方の中には「定年したら地元へ戻りたい願望」がある方が一定数います。この願望は、ある日突然沸き起こる事も…。一方で既婚者は配偶者との足並みが大事なのですが…。今回はそんな実話です。
上京して結婚、子供も巣立ち定年目前!
ある都心部に50代の既婚男性Aさんがいました。Aさんは大学入学と同時に上京し、そのまま職場の同僚だった同い年の女性Bさんと結婚。また結婚後、地元に戻る気も無かったAさんは不動産も購入し、以後ずっと都心部で暮らしてきました。
そして子供も巣立ち、近頃ではBさんと二人で定年後の生活を考える日々。幸い結婚後も仕事を続けてくれたBさんのおかげで十分な貯金もでき、色んな選択肢を考える事ができました。まもなく豊かな老後生活が始まる一歩手前ですね♪
相続で帰郷本能が…妻が反対して大喧嘩に…
そんな折、Aさんに転機が…。長生きだった地元の親がついに亡くなってしまったのです。そしてAさんは実家不動産を相続する事に…。すると不思議なもので、あれだけ「出戻り移住は無い」と考えてたAさんに定年後の帰郷本能が芽生えました!
そしてある日、Bさんに「できれば定年後、不動産を売却して俺の地元に移住しないか?」と聞いたところ…大反対!Bさんにとってはたまの帰省ならともかく、移住などありえなかったんです。ですがその反対が益々Aさんの帰郷本能に火を付け、夫婦仲に亀裂が…。
離婚売却して一人移住…孤独で後悔の日々…
結局その後も定年後の移住で話が合わず、二人は定年したら熟年離婚する事に…。そして離婚に合わせて不動産も売却し、Aさんは一人で不動産の売却金と貯金を持って実家へ出戻り移住することになりました…。
ですが実家不動産へ移住後すぐにAさんは激しく移住や離婚、不動産を売却した事を激しく後悔。「なぜあんなに意地になってたんだろう…」との事でした。今ではひたすら孤独が辛い日々だそうです。どうせ売却するなら実家を売却すれば…でしたね。
おわりに
「出戻り移住は無い」と考えてたのに実家不動産を相続して帰郷本能が出て、そして離婚&不動産を売却してまで定年後に出戻り移住した話。一度言い出して引っ込みがつかなくなったんでしょうが…。「移住は勢いで」ではなく慎重に考えましょう。