こんにちは。婚活FP山本です。今ドンドン増加傾向な熟年離婚はサレる側にとってはホントに青天の霹靂!人によっては精神を壊してしまう程の衝撃があります。ですが、どんな状況に陥っても最低限の理性は大事かと…。今回はそんな実話です。
若くして結婚!一見立派な男性だったが…
ある都心部に60代の既婚男性Aさんがいました。Aさんは20代で同い年の女性Bさんと結婚して子供もでき、子供の成長に合わせて不動産も購入した方。その後も家族のためを思って粉骨砕身、ひたすら仕事をガンバってきた方でした。一見、理想的な父親ですね。
ですが…それはあくまでAさんから見た場合の話。Bさんからすれば共働きなのに家事や育児を全て自分に押し付けて家庭を顧みず、常に自分の意見を通そうとするAさんに長年疲れ切っていたのです。結婚は難しいですね…。
定年で熟年離婚!自宅がツラくて売却した
そんな結婚生活に終止符を打つべく、Bさんは定年を機に離婚を宣告!もちろんBさんは拒否しました。「なぜだ?何がダメなんだ?」と…。ですが長年の恨みつらみが表に出たBさんの決意は揺るがず、二人は離婚する事に…。
そして話し合いの結果、Bさんが貯金の8割を持って自宅不動産を出ていく事になりました。また一方、離婚されたAさんは少々自暴自棄に…。広すぎて孤独感が強まったのか、あるいは思い出がツラいのか、Aさんは自宅不動産を売却する事にしたのです。
売却金を散財し…そして年金生活へ…
こうして自宅不動産を売却してワンルームへと引っ越したAさんでしたが、それでも孤独感からは逃れられませんでした。自宅不動産の売却金を元に連日、飲み歩くように…。よっぽど結婚生活が良かったからこそ、離婚による喪失感がスゴかったんでしょうね…。
ですがそんな生活をしたため、自宅不動産の売却金はみるみる消えていきました。結局自宅不動産の売却金は10年も持たずに枯渇。今では細々とした年金生活に…。せめて離婚時にもう少し理性が残っていれば良かったですね…。
おわりに
結婚して幸せな家庭を築いてきたハズが、熟年離婚され自宅不動産を売却した上で散財して破滅…。ちなみに離婚時は「突然に自分の全てを否定された気分」だったそうです。このように「前触れが無い離婚」もありますし、結婚されてる方はご注意を!