こんにちは。婚活FP山本です。男性とはプライドの生き物ですが、プライドは過ぎるとロクな人間関係を築けません。そしてこれは定年退職後に孤立して初めて気づく事が…。周囲から老害認定されないように気を付けましょう。今回はそんな実話です。
有名企業の部長!ロクに帰省しない娘…
ある都心部に50代の既婚男性Aさんがいました。Aさんは有名企業の部長職。常に多くの部下に囲まれ叱咤激励する日々でした。ですがそんなAさんもまもなく定年退職。近頃は定年退職したら何するかを考える日々でした。
一方、そんなAさんには長年の悩みというか怒りが…。社会に出たと同時に実家不動産を出た一人娘がロクに帰省してこないんです。ロクに孫の顔も見せに来ない娘にずっと怒っていました。「なぜ帰省しないのか」には考えが及ばずに…。
定年退職後、妻がうつ病に…そして離婚へ
そして無事に定年退職したAさんでしたが…特にやる事もなく実家不動産でのんびりする日々になりました。そして定年退職して約半年後、妻のBさんが突然倒れる事態が発生!その後も体調不良が続き、ある日Bさんはうつ病との診断が下りました…。
同時にAさんは突然、Bさんから離婚を懇願される事態に。「もうついていけない…」と。実はAさんは家でも会社にいる感覚でBさんや娘を部下のように扱っていたのです。もちろん最初は離婚を拒否したAさんでしたが、何度も懇願され最後には離婚が成立しました…。
行く先々で嫌われ、売却&施設入居へ…
さすがにAさんも独り身はキツくなったんでしょう。離婚後は色んな地域の集まりに顔を出すようになりました。ですがそこでも会社感覚の上から目線で人に接し、行く先々で最終的に嫌われる始末…。Aさんは段々と塞ぎ込むようになりました。
そして定年退職して約15年後、娘にも介護を拒否されたAさんは自宅不動産を売却して施設へ入る事に…。この頃にはすっかり元部長の風格はありませんでした。不動産を売却して一人寂しく施設入居…定年退職時にこの結末をAさんは予想してたでしょうか…?
おわりに
有名企業を部長として定年退職した人物。なのに妻に離婚され娘に介護を拒否され、最後は自宅不動産を売却して一人で施設入居となった…。現代社会に敬老の精神はありません。心当たりのある方は、孤立する前に何とか性格矯正に励みましょう。