こんにちは。婚活FP山本です。近頃では老後不安・将来不安などがホントに強く言われます。ですが実際に何か対策を取るのは定年直前になってからという事がほとんど。事実、あなたは何か対策を取ってますか?今回は本人が気づかず老後対策を取れた方の実話です。
結婚後「一生に一度だし」で購入したが…
ある都心部に30代の既婚男性Aさんがいました。実はAさんは最近5歳年下の女性Bさんと結婚したばかり。そしてBさんの影響もあって、今後の事について二人で色々と楽しく話していました。そんなある日、「今後の不動産をどうするか?」という話に…。
そして「どうせ購入するなら早い方が良い」「一生に一度の購入だしなるべく良い不動産を購入したい」となりました。もちろんこの時点では互いに離婚の可能性などまるで考えてません。幸いAさんは相応に年収も高かったので、約5千万の不動産を購入しました。
あえなく離婚、独り身だし貯金を意識せず…
そうして新居不動産で新たな新婚生活が始まったのですが…。時代の流れと言いましょうか。二人は些細なすれ違いで結婚3年目に離婚することになりました。不動産は名義も住宅ローンも100%Aさんだったので、共有財産の半分だけを持ってBさんが出ていくことに。
Aさんはこの離婚時、不動産の売却も少し考えました。ですがさすがに住宅ローンを考えると売却は決断できず、以後ずっと住む事に。また本来Aさんは浪費家で、お金もあればあるだけ使うタイプでした。ストッパーだったBさんと離婚してからは散財する日々。
実家を相続、現不動産を売却した!
そんなAさんに転機が訪れたのは50代半ばで受けた「定年後を考える社内研修」でした。浪費家だったAさんは大した貯金もしておらず、急に強い老後不安が…。一方でその後、Aさんは地方の実家不動産を相続する事になりました!ですが実家不動産は売却してもロクな値段はつきそうにありません…。
ここでAさんはハッと考えました。「実家に住んで今の不動産を売却したら?」と。当時5千万で購入した不動産は、ローンを差し引いても3千万を超える売却見積額がつきました!意外なところで老後対策が取れてたAさん。良かったですね!
おわりに
結婚して高額な不動産を購入し、離婚時に売却しなかった事が偶然老後対策に繋がった…。実家不動産の相続も重なったからこそ取れた行動とも言えますが、相続ナシでも一人なら売却して安い賃貸に移れたかと!住宅ローンは時に強制貯金になりえる一例ですね♪