こんにちは。婚活FP山本です。現代の社会問題の一つに「パワハラ」があります。こういうブラック企業を転職できない理由は色々ですが、その一つにはお金や生活の問題もあるもの。もしこの問題を一気に解決できたら…?今回はそんな実話です。

パワハラに耐える日々、救いは妻の支えだった

ある都心部に30代後半の既婚男性Aさんがいました。Aさんは元々派遣社員で職場を転々とする方でしたが、30代前半で少し年下女性Bさんと結婚する直前に必死に転職活動し、今の会社に正社員として入社。以後ずっとこの会社で仕事してきました。

職場は長時間労働とパワハラが横行する典型的なブラック企業でしたが、自分の経歴と年齢から転職はムリと考え、ひたすら耐え仕事する日々。それでも家に帰ればBさんの笑顔に癒されたので何とか耐えれたんです。Bさんとの生活のためにひたすらガンバりました。

相続した実家不動産を売却!途端に気が大きくなって…

そんなAさんに、ある日転機が!親が亡くなり実家不動産を相続する事になったのです。この実家不動産は少々遠方かつ一人っ子だったので、売却することに。そして約半年後、Aさんは3千万ほどの売却金を手にしました

「この売却金があれば当面大丈夫!」と考えたAさんは途端に気が大きくなって仕事を辞め、転職する事に。ですがこの売却金が多額過ぎたのかAさんは転職活動中、少しでも気に入らない部分があると自ら転職を辞退するようになりました。

生活も荒れ売却金が底をついた…そして離婚へ

いつまでも仕事しないAさんにBさんは困惑しましたが、極力「今まで仕事大変だったんだし少しは大目に見てあげなきゃ…」とガマン。ですがAさんは次第に仕事や転職活動自体に消極的になり、遊び惚ける生活に…。全ては「不動産の売却金があるから」でした。

そんな生活が数年になり、ついに売却金が底をついた時、あろうことかAさんは夫婦の貯金にまで手を出そうとしました…。もうダメだと思ったBさんは、ここで離婚を宣告。生活が荒れて仕事も家庭もお金も、全てを失ったAさん。自業自得ではありますが…。

おわりに

不動産の売却金という過ぎた余力が必死さや耐える力を失わせ、仕事や転職活動を無気力にさせた上で生活を荒れさせた…。実に悲しい話ですが、不動産絡みでは比較的よくある話でもあります。どんな多額の売却金もいつかは無くなりますし、くれぐれもご注意を!

関連リンク↓ 「不動産!売却金のアテが外れたからガンバれた老齢夫婦」
/column/yamamotomasayoshi/22899/
 
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