こんにちは。婚活FP山本です。地方から都心部へ上京してる方の中には「定年したら地元へ帰郷する」という移住計画を立ててる方が一定数います。でもそれが地元の全然違う夫婦両方だったら…どうしましょうか?今回はそんな実話です。

長男の夫、定年後は移住を計画していた

ある都心部に50代の既婚男性Aさんがいました。実はAさんは地方出身者の一人っ子長男。当然に実家不動産を相続する立場なだけに「定年したら地元へ帰郷しよう」と考えていました。ちなみに地元では売却して施設へ…は少数派。

一方、少し年下の妻BさんはAさんとは全然違う地方出身者。ただ二人姉妹の次女の立場だったので実家不動産の相続予定は無く、Bさんも今まではAさんの移住計画に賛同していました。なのでこれまで不動産はずっと賃貸。

妻の姉が病死…揃って実家不動産を相続

そんなAさん夫婦にある時悲劇が…。Bさんの姉が病死してしまったのです。Bさんの姉はずっと独身だったので子供もおらず…。結果、Bさんは繰り上げ長女になってしまいました。つまり実家不動産を相続する立場に…。

そして予定通り(?)Aさん夫婦は50代で揃って実家不動産を相続しました。こういう場合、普通に考えれば「どちらか一方の実家不動産を売却する」んでしょう。むしろ一般的には元々の話であった夫に合わせるため、妻側の実家不動産を売却するのかも。

喧嘩するよりは…思いやりの果てに両方売却

ですが不思議なものでBさんも長女の立場になったからか、生まれ育った実家不動産を相続した途端に地元への帰郷本能が…。「どちらを売却する?」で随分夫婦で悩みました。むしろ終盤ではちょっと良好だった夫婦仲も険悪ムードに…。

そこでAさんは「いっそ両方の実家不動産を売却しようか?」との提案を。同時にその売却金で新居不動産を購入しよう…と。互いに地元への帰郷願望はありましたが、喧嘩になるくらいなら揃って地元を捨てる決断をする事に!互いの思いやりのなせる決断ですね。

おわりに

互いに実家不動産を相続する立場になり、揃って地元への帰郷願望がある中で両方売却する決断をした…。確かにこの状況で一方だけを売却してたら禍根が残り、いずれ夫婦仲に亀裂が入ったかもしれませんね。長年連れ添った夫婦ならではの決断だったのかも!

関連リンク↓ 「不動産!相続した実家を別荘として楽しんだ愉快な夫婦」
/column/yamamotomasayoshi/21942/
 
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