こんにちは。婚活FP山本です。熟年離婚は今や年々増加中。そして熟年離婚は妻からの希望が多いんです。家事をしない・できない夫に対する復讐の意味を込めて。ですが客観的にはそれは単に「思いやり」を失ってるだけだったりして…。今回はそんな実話です。
長年の恨み…定年を機に熟年離婚を宣言!
ある都心部に50代後半の既婚女性Aさんがいました。Aさんの夫Bさんはまもなく定年。実はAさんはBさんの定年を機に離婚を計画してました。長年、家事に非協力的なBさんに恨みがあったのです。そして予定通り、Bさんの定年を機に離婚を宣言。
もちろんBさんは反対しましたが、長年の家事上の恨みつらみをガンガン言われてるうちに心境が変化し、離婚に応じることに。同時にこれまでの感謝の意味を込めて、Bさんは不動産を売却し、その売却金と貯金を折半しました。Aさんにとっては十分な復讐ですね。
友人との交流は楽しいが…婚活もサッパリ
退職金を取れなかったのは計算外でしたが、それでも不動産の売却金と貯金の半分を手にしたAさんは「ざまぁみやがれ!」と復讐の達成感一杯!そして離婚後は友人達との交流に明け暮れました。友人達も「お疲れ様。そしておめでとう!」と離婚&復讐達成を祝福。
ですが離婚後1年ほど経つ頃には、急にAさんは孤独感を強く感じるように…。日頃は女友達との交流ばかりで出会いが無かったAさんはシルバー婚活も始めましたが、全然ダメ。離婚理由を話す時のAさんの態度に呆れ、男性は誰も相手にしてくれなかったんです。
夫は無事再婚!出戻りもできず途方に暮れる日々
不動産の売却金も減る一方で、少しずつAさんは未来への恐怖を感じるようになりました。そして離婚約3年後、Aさんは初めてBさんに何気なく電話しました。多少なり復縁の意図もあったんでしょうね。きっと家事にも困ってるだろうし…と考えて。
ですが電話に出たBさんからは「こっちは再婚した。もう連絡しないでくれ」との返答が…。なぜ当時あんなにBさんを恨み、復讐したかったのか分からなくなったAさんは途方に暮れる日々。熟年離婚したのは失敗だったのかも…?
おわりに
家事をしてる事で高飛車になり、不動産を売却してくれる程に心優しい夫に復讐の意味で熟年離婚を突きつけた女性。もちろん夫にも落ち度はあったんでしょうが、もう少し離婚後を考えて動くべきでしたね。熟年離婚は慎重に検討しましょう。