こんにちは。婚活FP山本です。婚活では現在より未来や結婚後が大事になります。ですが往々にして人は現在のみに注目して考えてしまうもの。しかも自己都合でです。ですが時にその感覚は大魚を逃すことになるのかも…。今回はそんな実話です。

出会った男性は起業家!何となく交際開始

ある都心部に20代後半の独身女性Aさんがいました。Aさんは中小企業に勤める会社員。近頃ではようやく仕事も一段落し、同時に周囲が少しずつ結婚していく中だったので「私もそろそろ…」と考え、婚活を始めました。

手始めに友人に連れられて飲み会に参加。そこで幸運にもイキナリ好みっぽい同い年の男性Bさんとの出会いがありました!聞けば男性は独立直後の会社経営者。「同い年でもう独立ってスゴいな~」と感じたAさんは何となく惹かれ、交際が始まりました。

祖父から売却金の生前贈与が!一方で彼は…

Bさんは忙しい合間を縫って頻繁にAさんをデートに誘ってくれ、婚活は実に順調。その一方で、ある時Aさんは祖父から不動産を売却したお金を「結婚資金にでもしろ」と生前贈与を受けました。ちなみに不動産の売却金ですから、その額は相応にまとまった額。

その後Bさんとの婚活も2年ほど経過し、30歳が目前になった頃「そろそろ結婚しない?」と打診しました。Bさんの答えはNo…。Bさんの経営はまだまだ不安定、とても結婚は考えられないとの事。不動産の売却金はありましたがお金を出す気までは無かったAさん。それを聞き別れを選んでしまいました…。

数年後、町で彼と奥さん?の姿を…!

その後改めて婚活を再開したAさんでしたが、失敗が続いて早30代後半に差し掛かりました。「もうずっと結婚できないのかな…」とも考えてたある日、街中で偶然にもBさんとバッタリ遭遇!そして横には赤ちゃんを抱えた女性Cさんが…。

聞けば別れて1年後くらいにCさんと出会い、子供ができたので最近結婚したとの事です。また経営はCさんの助けもあって、今では無事に軌道に乗ったとの事!あの時不動産の売却金でBさんの経営を助けていたら…と考えずにはいられなくなったAさんでした…。

おわりに

仮に不動産の売却金で助けたとしても、経営もBさんとの関係もどうなったかは分かりません。ただ結婚は「共に人生を歩む覚悟」が必要ですが、婚活当時のAさんは「結婚」はしたくても「不安定な経営者の妻」にはなりたくなかったような…。もし再開時に経営に失敗してたら、どう思ったでしょうね。

関連リンク↓ 「実家不動産を売却してまで夫の自営を守った女神な女性」
/column/yamamotomasayoshi/22303/
 
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