こんにちは。婚活FP山本です。今時は結婚率が年々低下する一方、仮に結婚できても高確率で離婚する時代。人間関係が希薄化する傾向にある現代ですね。それでも最後に残る人間関係はやっぱり「家族」かと。今回はそんな実話です。
夫と離婚、不動産と貯金をもらってシングルマザーに
ある都心部に30代後半の独身女性Aさんがいました。実はAさんは独身といってもバツイチのシングルマザー。ちょっと前までは経営者だった男性と婚姻関係にあったのですが、その男性の女遊びに愛想がつきて離婚しました。
幸い理由が理由なので子供達2人はAさんに味方してくれ、また元夫もそれを了承して離婚。住宅ローン完済の不動産と相応の財産分与を受けて、晴れてシングルマザーとなりました。「この子達は私が立派に育てる！」と意気込むAさんでしたが…。
息子は引きこもり、娘も不良化…貯金は減る一方
やはりそう簡単ではありませんでした。そもそもAさんはずっと専業主婦だったので職が無くアルバイトの日々。また多忙だからこそ家庭に目を回しにくくなり、いつの間にか息子は引きこもり、娘もヘンな男子達と遊び回るように…。
それでただでさえ離婚時の貯金を取り崩す生活だったのに、さらにアルバイトの日数を減らさざるを得なくなりました。そうしてでも家庭に目を向け子供達と向き合おうとしたのですが、親の苦労子知らず。一向に家庭状況は改善できませんでした…。キツい現実ですね。
ついに貯金が尽きて不動産を売却…そしたら何と！
そしてついに最後には貯金も尽き、不動産を売却せざるを得ない状況になりました…。ここまで来る頃にはAさん自身、家庭や子供達が邪魔者のように感じていたので「これでラクになれる。もうどうとでもなれ…」と、少々自虐気味に…。
ですがここで奇跡が！確かに不動産は売却しましたが、その結果家計状況やAさんの苦労が二人にも伝わったのです！そして二人とも以後は真面目に登校するように！さらにアルバイトで家計を助けてくれるようにもなりました！最後の最後で関係を修復できたAさん、ホントに良かったですね♪
おわりに
離婚時の最後の財産である不動産の売却がキッカケで家庭の貯金や窮状が伝わり、そして家庭崩壊を修復できた…。不動産を売却するまで伝わらないというのもキツい話ですが、それほどに親子間でも人間関係は難しいという事でしょうか。人間関係は大変ですね。
