こんにちは。婚活FP山本です。現代の日本は一部の都心部を除いて地価は下落傾向。特に地方の下落傾向は住民なら肌で感じる程に深刻です。ならば当面使わない不動産があるなら売却しておいた方が無難なハズ!ですが必ずしもそうとも…。今回はそんな実話です。

相続した実家不動産、当面使わないから売却

とある都心部に30代の既婚男性Aさんがいました。Aさんは過疎化がヒドい地方地域の出身者。そんな地元の地域性に嫌気がさして大卒と同時に都心部へと出たクチでした。実によくあるケースかもしれませんね。

そんなAさんに突然の悲報が…。ご両親が相次いで病気でお亡くなりになったのです。その結果、貯金とともに実家不動産を相続。ただAさんは、もはや実家地域には何の愛着も無かったのです。地価の下落も考えたAさんは相続した実家不動産を売却しました。

まもなく定年、ふと故郷が懐かしく…

ちなみに自宅不動産の売却金は約800万。だからこそ尚更に「いざ戻りたくなったら買い戻せばいいや」くらいに考えてたそうです。きっと将来的にはもっと地価も下落してるでしょうからね。少なくともこの時のAさんの売却や判断は正解かもしれません。

その後、月日は流れに流れて約30年。Aさんもまもなく定年を迎えます。すると不思議なことに、ある日突然にAさんは「実家地域に戻りたい願望」が沸きました。老後が近づくと生まれ育った地域が懐かしくなるのでしょうか…?

約30年ぶりの故郷は大変身!地価も高騰!

そして実家不動産を売却して以来、一度も行かなかった地元地域へ久々の帰省。すると…どうしたことでしょうか!当時あれだけ過疎っていた地域だったのに、今やマンションやお店が乱立する人気地域に変わっていたのです!売却した実家にも今や別のマンションが…。

実はAさんが実家不動産を売却した後、近くに駅ができたのです。そして都心部へのアクセスも比較的良好かつ地価も割安だった地元地域は一気に人気が出たということ。今や都心部並の地価となった地元地域の不動産なんてAさんはとても買い戻せません…。残念っ!

おわりに

地方地域の地価は確かにどこもかしこも下落傾向です。ですが必ずしも下落するわけではありません。また不動産、特に実家は他で代用が中々できない資産。この話では実家を売却したのが誤り…より「駅ができた」が予想外ですが、こんな事もあると知っておきましょう。

関連リンク↓ 「不動産の売却額は持ち主の自由!恨みを買うと…な話」
/column/yamamotomasayoshi/21256/
 
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