こんにちは。婚活FP山本です。自宅不動産は住めば住むほどに色んな愛着や思い出が沸くもの。しかもそれが今は亡き人との思い出であれば尚更です。しかし時に、それが弊害を生むことも…。今回はそんな弊害を乗り越えるために自宅不動産を売却した実話です。

少し前に夫と死別、定年を機に再婚活

ある都心部に定年直後の独身女性Aさんがいました。独身といっても実はAさんは娘もいる未亡人。同い年だった元夫は50歳を過ぎた頃に事故で…。また娘もすでに自宅を出て、今ではAさんは住宅ローンも無い広々とした不動産に一人ぼっちでした。

夫を亡くした頃は「ずっとあなたを思って生きていきます!」なんてドラマみたいなこと考えてましたが、10年近くも経つと素直に寂しさの方が強まった様子。定年して無駄に時間もあったので尚更に。そこで、シルバー婚活のパーティへ初めて顔を出しました。

同い年の未婚男性と…何だか様子がおかしい!

そして何度かシルバー婚活に参加する中で、ある日同い年の男性Bさんと出会いました。聞けばBさんはこれまでずっと未婚で、定年後の寂しさに耐えられずに婚活パーティに来たとの事。お互いに何か感じるものがあったのか、その日から頻繁にデートを重ねる事に…。

再婚活も数ヶ月経つ頃には、AさんはBさんを自宅不動産へ招待する機会が増えました。ですがある時、Aさんは何となくBさんの落ち着きが無いことを感じ取ります。それもマイナス的な意味で。理由を聞くと口ごもりながらも「前の旦那さんの事が気になって」と…。

過去は大事にしつつも決別!不動産を売却

Aさんの自宅不動産は家具も含めて、夫がいた頃とほぼ何も変わってませんでした。なのでBさん的にスゴく「よその自宅に来た」と強く感じてしまっていたという事。さすがに双方気まずくなりました…。ですがこの頃Aさんは真剣にBさんとの再婚を考えていたのです。

一応娘さんにも相談したところ、ご自由にと。そこでAさんは一大決心をします。Bさんとの再婚活のために自宅不動産を売却する事に!その数ヶ月後、二人は無事に再婚し、今では二人で賃貸生活です。どうぞ末永くお幸せに♪

おわりに

今愛する人のために過去愛していた人との思い出を完全に断つ…。それも自宅不動産を売却してまで!実に、実に女性らしい愛し方かと。再婚はただでさえ色々あるものですが、それもシルバー婚活ともなれば尚更。それでも気持ち一つで乗り越えられるいい例ですね!

関連リンク↓ 「不動産!死別で残った家の売却に悩んだ女性」
/column/yamamotomasayoshi/20037/
 
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