こんにちは。婚活FP山本です。不動産は時に第三者から自身の経済力を測る尺度として用いられます。つまりシンプルに不動産所有者=相応の資産持ちということ。ですが往々にしてこの測り方は誤ることが多々…。今回は婚活において本気で誤った方の実話です。

珍しい「不動産持ち」を探す婚活女性

30代前半の独身女性Aさんは中小企業に勤める身。年収も中々上がらないわりに日々、仕事に追われていました。一般的に仕事がツラいと感じてる女性は、つい「結婚して専業主婦になりたい願望」を持つもの。そしてAさんもその線に漏れてませんでした。

ここで一般的な女性なら「なるべく高年収の男性」を探すもの。しかしAさんは過去に年収でダマされた経験があり、代わりに「不動産を持つ男性」を探していたのです。「不動産ならダマしようが無いし、最悪売却もできる絶対的な資産持ちという証」だから。

無事に結婚を果たすも、色々思惑がハズれ…

そんな風変わりな考え方のAさんでしたが、幸いにも容姿は良く、婚活パーティに参加すれば引く手あまたの人気ぶり!その中から不動産所有者に限って資産調査を兼ねた「おうちデート」を重ね、約1年後に無事結婚。中々にしたたかな女性ですね…。

ですがAさんは失敗します。結婚相手(以下Bさん)は基本的に堅実な男性。婚活中はそこそこのデートをしてくれましたが結婚後は財布の紐が固くなりました。食事も自炊が基本。もちろん仕事を辞めるのも許してくれませんでした。

わずか1年で離婚。再婚活の日々

また肝心の不動産はBさんが若い頃に苦労して購入した大事な自宅。そんな簡単に売却など考えるハズもなく…。Bさんの資産をアテにして専業主婦になれると考えてたAさんにとっては大誤算。ハタ目には普通にいい旦那様だと思うのですが…。

結局、Aさん夫婦はわずか一年で離婚。特に理由も無かったので慰謝料や財産分与も無しで結婚生活は終わりました。ちなみに今のAさんは懲りずに専業主婦にしてくれる男性を探し中です。まもなく30半ばのAさん、次は成功するのでしょうか…?

おわりに

「不動産はいざとなれば売却できる資産」なのは第三者目線だからこそ。一般的な方は自宅として購入した不動産を売却する発想は中々沸きません。たとえそれが結婚相手のためだったとしても。しかもそれが専業主婦や贅沢生活のためなら尚更です。資産家狙いの婚活中の方は、どうぞご注意下さいね。

関連リンク↓ 「不動産は一種のステータス!だから婚活で失敗した話
/column/yamamotomasayoshi/20536/
 
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