こんにちは。婚活FP山本です。「いつまでもあると思うな人気とお金」なんて言葉もどこかで聞きましたが、これは不動産にも言える事。では人気ある不動産は、売却話を断り続けるとどうなってしまうのでしょうか…?今回はホントに断り続けた方の実話です。
人気の土地にある広い一軒家。引く手あまたな売却話
とある地方でそこそこ人気の土地に大きめの一軒家不動産を持つ40代の独身女性Aさんがいました。この地域は当時開発が少しずつ進められており、今後の街の中心になると期待されていた場所。人気ある地域に一軒家の不動産…羨ましいですね♪
ちなみにこのAさんの一軒家は早めに亡くなった両親から相続した不動産。独り身で寂しかったAさんにとっては心の拠り所だったでしょうね。そんなAさんの元には当時、毎日のように不動産業界の方から売却してほしい旨の来訪が…。
段々断るのが楽しく…。業界ではウワサになるほどに
最初はその応対すら煩わしく感じていたAさんでしたが、寂しさのあまりか、あるいは他の男性に相手にされなかったからか、段々と「売却話を断ること」が楽しく感じてきたそうです。少しずつ人格が歪んできた様子ですね…。
何度断っても何とか売却してもらおうと必死になる営業マンにあの手この手で断り続けました。そしてそんなAさんの行動は段々と業界でウワサに…。元々そんなに不動産屋の数も多くない地方でしたから、そのウワサの広がりもかなり早かった様子。
周囲も近づかず、売却したくても買い手が付かず…
そしてそんなウワサは次第にご近所にまで知れ渡り、Aさんの一軒家には不動産屋を含め、少しずつ誰も近づかなくなっていきました。並行的に地域の不動産人気も一服、段々と地価も下落傾向に…。最終的にAさんは完全な孤立をしてしまいます。
現在のAさんはもう60代。当時のウワサは未だに根強く語り継がれており、Aさん的にはもう本気で売却して引っ越したいのですが、どうせ断られるだろう…と全然買い手がつかずそうもいかない様子。これが都会だったら、少しは変わる話だったのでしょうか…?
おわりに
人気も不動産の売却話もあるうちが花。そしてその時の応対次第ではウワサとして地域に定着してしまう…。私もこれを聞いた時、本気で怖かったです!寂しさがAさんの心を壊した話…とも言えますが、不動産売却はできる間に、人気がある間にしてしまいましょう。