こんにちは。婚活FP山本です。誰もがご存じなように、不動産というのは基本的に新築であればあるほど高値で売却できます。なのでどうせ売却するなら早期に…ですが何事も過ぎれば毒。今回はそんな実話をお伝えします。
結婚と共に早速、新築不動産を購入!
30代前半の独身男性Aさんは、とある飲み会で20代後半の女性(以下Bさん)と出会い一目惚れ。幸運にもBさんも近いものがあり一気に急接近し、1年後にはあっさり結婚しました。婚活は難しいのが基本ですが、決まる時はあっさりですね。
そしてAさんは地方の次男だったこともあり、両親が不動産購入費にとポンと1000万もの大金を出してくれました。その影響もあり、結婚早々に都心からちょっと離れたところにあった新築一戸建ての建売不動産を購入。実に幸せだったことでしょう。
自業自得だが…結婚わずか2年で離婚
ですが、その幸せは長く続きませんでした。元々Aさんは比較的イケメンで女性にモテ、頻繁に飲み歩いてました。独身ならばそれでもいいでしょうが、結婚しても変わらぬその行動は奥さんであるBさんには浮気と見えたのです。次第に夫婦喧嘩も増えていきました…。
そして決定打としてAさんは風俗店に行き、しかも性病を貰ってしまいます。移されたBさんはついに堪忍袋の緒が切れ、離婚を宣告!結婚生活はわずか2年でピリオドに。男性は結婚しても変われないものですが…せっかく結婚したのにもったいない!
新築ゆえに売却できず、悩める日々
幸い、まだ子供はできなかったので離婚の話し合いは財産分与と慰謝料だけ。そしてさしたる財産も築いてなかったので、BさんはAさんの貯金全額を慰謝料としてもらい出ていきました。Aさんに残ったのは購入したばかりの新築不動産と住宅ローンのみ。
理屈だけなら、ここでAさんは新築不動産を売却すべきでしょう。まだ築2年と築浅ですし、通勤には少々不便。何より一人で一戸建ては広すぎます。ですがお金を出してくれた親との関係もあり、また購入したばかりの売却は「もったいない感」が強く出ました。離婚のキズが癒えたら再婚活し、この不動産に住むそうですが…凶と出ない事を願います。
おわりに
今時は3組に1組は離婚する時代であり、そして離婚は結婚間もないカップルほどにするもの。お気持ちは分かりますが、結婚してイキナリ新築不動産を購入…は少し控えるべきかもしれませんね。新築不動産ほどに売却しにくい感情論、決して他人事ではないかもですよ。