こんにちは。婚活FP山本です。近頃では実家があっても結婚後、別に不動産を購入する方が多くなりました。それが別にダメではありませんが、将来的に売却して実家に戻る可能性があるなら、そもそも購入しない方がいいことも…。今回はその理由をお伝えします。
理由1!「家賃無しで住める」メリットが得られない
まずは「家賃無しで住める」メリットが得られないのが理由です。そもそも不動産を購入する最大の理由は「資産として残り、最終的に家賃無しで住める」からのハズ。途中で売却する前提なら資産としても残りませんし、むしろローンだけが残る可能性も…。
また一般的に住宅ローン返済中は、固定資産税や火災保険、場合によっては修繕積立金などもあって家賃以上の支払いになることも多いもの。それだけ払ったのに家賃(住宅ローン)が無くなる頃に売却してメリットが得られないのは…あなたはどう思われますか?
理由2!今時の購入は特に「地震リスク」が怖い
次に、今時の不動産購入は「地震リスク」が怖いのが理由になります。あなたもご存知の通り、ここ最近の日本では大地震が頻繁に発生してますよね。もし不動産を購入後に大地震に見舞われたら…?考えすぎとも言えますが、どのみち売却するなら避けられるリスクは避ける方が無難かと。
また災害の中でも特に地震は「地震保険」でしか対処できません。そしてこの地震保険は最大でも「火災保険の50%まで」しか保障されないんです。つまりホントに地震が起きたら、火災とは違って元通りの不動産は手に入らないということ。これはかなりのハイリスクではありませんか?
理由3!将来的に売却できないリスクも…
最後に「将来的に売却できないリスク」が理由として挙げられます。あなたもご存知の通り、今の日本は少子高齢化が進み、同時に地方はどんどん過疎化が進んでいますよね。それでも今ならまだ「売却できない」はあまり聞きませんが、20~30年後ならいかがでしょうか?
不動産は持っているだけで固定資産税をはじめとする様々な維持費がかかるもの。売却できない上に使わない不動産はただの金食い虫です。もちろん売却できないほどの不動産ですから、賃貸に出すのも困難でしょう。未来の日本はどうなっているでしょうか…?
おわりに
未来がどうなっているかは誰にも分かりません。ですが少なくともあなたのお気持ちなら「将来的にどうするか、どうしたいか」を決めておくことはできるかと。一生で一番高額な買い物である不動産を購入するときは、生涯のライフプランをしっかり考えて決めていきましょう。
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