史上最低の水準が継続している住宅ローン金利。
住宅の購入を考えている人にとっては、今後の動向が気になるのではないでしょうか?
そこで2017年の住宅ローン金利はどうなるのかを考えてみました。
近年、低金利の住宅ローンが多く見られるようになりました。
住宅の購入を検討している人は、これから住宅ローンの金利がどうなっていくのか注目していると思います。
2017年の住宅ローンの動向を考えてみましょう。
○住宅ローンの低金利は継続する
マイナス金利政策により、史上最低の水準となった昨年の住宅ローン金利。
日銀が金融緩和政策に動いた理由は何かと言うと、デフレを脱却するためです。
この金融緩和政策は、消費者物価係数が2%を目標としており、それが達成するまでは続くでしょう。
この目標が達成する時期はというと、2018年度を検討しているのだとか。
ということは、長期金利はそれまでも上昇しないので、住宅ローン金利も低金利が続くと見られています。
住宅ローンの借り入れの時期としては、最適のタイミングと言えるのではないでしょうか。
○日銀が金融緩和を継続している限り低金利は続く
アメリカでは昨年末に、政策金利の引き上げが行われました。
2017年も数回の利上げが予想されています。
アメリカが政策金利を引き上げると、日本にも影響が。
そのため住宅ローン金利も上がるのではという見方もされています。
しかし、日銀が金融緩和を続けている限り、日本の金利も大きな上昇はないというのが大方の予想となっています。
2017年も昨年と同じように、金融緩和によって低金利が続き、住宅ローン金利も低金利のまま続くのではないでしょうか。
金利タイプで言えば、ここ数カ月変動がない変動金利は比較的に金利が低く人気が高いです。
また変動金利と同じくらいの金利の10年固定金利も検討してみて良いと思います。
○金利だけが住宅ローンを決めるポイントではない
このように2017年も低い金利が続くと見られています。
しかし住宅ローンの選ぶポイントというのは、決して金利だけではありません。
金利が圧倒的に低い住宅ローンは、そのほとんどが返済中に金利が変動してしまうもの。
もしも金利が上がってしまえば、当然返済する額も上がってしまいます。
そんなリスクも頭に置いた上で、どのような金利のタイプが自分に適しているのかで検討するようにしましょう。
また住宅ローンというのは、金利以外にも諸費用や手数料がかかります。
金利が低くても、総額で見れば他の銀行のよりも高くなってしまうというケースも少なくはないでしょう。
重要なのは金利の低い高いではなく、自分の現状や将来設計に最適だと思える住宅ローンを選ぶことができるかどうかとなっています。