タワーマンションでの火災を考えると、誰もが不安に感じてしまうでしょう。

そんなタワーマンションの火災対策について説明します。

また火災時にできるだけ冷静に対処するにはどうすれば良いかを考えてみました。

タワーマンションに住んでいて、もしも火災が起きてしまったら。

他の住居とは異なり、特に高層階だとすぐに外に避難することは困難なタワーマンション。

そのため不安な気持ちも大きいのではないでしょうか。

ではそんなタワーマンションの火災対策ってどうなっているのでしょう?

○タワーマンションには耐火性の高いエレベーターが

はしご車というのは、一番大きなもので高さが50mほど。

消火している際には、転倒しないための支えも必要となるのである程度の広さがなければ使えないのだとか。

当然、タワーマンションとなるとはしご車では届かない高層階があります。

また下にスペースが十分でないためにはしご車が利用できない場合なんかも少なくはないでしょう。

万が一そのような火災が起きたとすると、どう対処するのか疑問に感じると思います。

はしご車が使えない時には、建物内から消火するという方法があります。

高さが31m以上の建物には、耐火性の高い非常用エレベーターの設置が義務付けられています。

火災が起きた際には、このエレベーターを使って消防隊が消火、救済の活動ができるようになっているのです。

○他にもタワーマンションにはこんな防災設備が!

火災で一番怖いのは煙というのを、誰もが一度は耳にしたことがあると思います。

煙が広がるスピードは、火が広がるスピードよりもはるかに速く、視界がなくなってしまうためパニックとなり避難が遅れてしまう可能性が極めて高くなります。

また煙に含まれる一酸化炭素は健康にも大きな悪影響が。

その対策として、強制排煙システムが設置され煙が充満しないような構造となっているのです。

他にも、タワーマンションにはスプリンクラーや火災報知器、防火防炎扉など、火災に対する設備は充実しています。

タワーマンションだからと、他の住居よりも特別に危険度が高いわけではないのです。

○防災設備も重要だが、住民が意識しておくことが一番の対策

しかしどれだけ設備が整っていたとしても、火災が発生すればパニックとなってしまう可能性も高いでしょう。

タワーマンションとなると総戸数も多いので、大勢の人が一斉に動き出すとそれだけで建物内は混乱してしまいます。

設備が充実していても、決して安全とは言い切れないのです。

まず何よりも火災の発生を防ぐことが重要。

また避難経路を確認したりと、火災時にどうすれば良いかを、意識しながら生活することも忘れてはいけません。

万が一の場合でも、できるだけ冷静に行動できるように準備を整えておきましょう。

 
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