住宅ローンを組む際には注意したいポイントがあります。
ローン返済額だけで考えてはいけない、金利だけで住宅ローンを選んではいけないなど。
絶対やってはいけないことを考えてみました。
住宅ローンというのは、後の人生を左右するほど重大なもの。
なんとなくで決めて、後で困ってしまうというのも珍しいケースではありません。
住宅ローンを組む際に、絶対にやってはいけない事とは何かを考えてみたいと思います。
○物件購入価格以外にもいろいろとお金がかかる
住宅というのは、その物件の代金以外にもさまざまなお金がかかってしまうものです。
固定資産税や都市計画税といった税金。
またマンションの場合は毎月の管理費や修繕積立金、一戸建ての場合でも今後のために計画的に修繕費用を貯めておいた方が良いでしょう。
以前暮らしていた住宅よりも設備が充実した、面積が広くなったとなれば、それだけ光熱費も上がることが予想できます。
このように住宅を購入すれば物件の購入価格に加えて、あらゆる経費がプラスされてしまいます。
非常に危険なのは、ローン返済シミュレーションの結果、月々の返済額が現在の家賃と同じくらいだったからと即決してしまうこと。
その返済額とは別に、上記のような経費が加算されるということを念頭に入れておきましょう。
○変動する金利は要注意
住宅ローンを金利の低さを重視して選んでしまった場合は、変動する金利タイプであることがほとんどかもしれません。
そういう場合は最初の金利だけで判断せずに、後に金利が上昇することも想定して検討することが重要です。
金利上昇は25%という上限があります。
将来、その上限いっぱいまで金利が上がっても、対応していけるかどうかを考えてみましょう。
金利が低いか高いかも大切なポイントですが、金利だけを見て住宅ローンを選んではいけません。
金利のタイプや諸経費などもしっかりとチャックして、慎重に選択するように心がけてください。
○将来必要なお金は住宅ローンの返済だけではない
今後、支払っていくお金は住宅に関するものだけではないはずです。
生命保険や老後のための貯蓄、子供が生まれれば教育費もかかり、生活費も増えるでしょう。
それ以外にも今ではなかなか想定するのが難しい、お金が必要な場面というのが多々あると思います。
住宅ローンの返済に少しでも無理があれば、すぐに他へも影響が出てきてしまいます。
そのようなことにならないように、ある程度の余裕を持って住宅ローンを組むようにしましょう。
また家族で話し合って将来設計をしておくことは、非常に大切です。
今後必要となるであろうお金を大まかにでも把握できれば、住宅ローンの返済に困るような事態にもなりにくいのではないでしょうか。