所有しているだけで税金がかかってしまう遊休地。
その土地で賃貸経営を始めれば、そんな税金の負担を軽減できます。
しかし賃貸経営にはメリットだけではなくリスクも少なくないのです。
○遊休地は税金がかかるだけ
何にも使用していない土地を所有している人も少なくないでしょう。
土地というのは、所有しているだけで税金を支払う必要があります。
持っているだけでお金がかかってしまうのに、資産というのもおかしな話ですが。
収益が発生するように活用できれば、その税金負担も軽減されるでしょう。
しかし遊休地をどのように活用すれば良いかというのは、けっこう悩んでしまうポイント。
その土地に住宅を建てて賃貸経営を始めれば、固定資産税や相続税の節税対策としても効果があります。
そのため賃貸経営を検討している人も多いのではないでしょうか。
でもメリットだけに惹かれて、安易にスタートしてしまうのは少し危険かもしれません。
遊休地で賃貸経営を始める際に、注意したいことを考えてみました。
○賃貸経営にはメリットだけではなくリスクも
土地の活用として賃貸経営をすれば、節税対策として大きな効果が期待できます。
それだけではなく入居者からの家賃は、長期的な安定収入となります。
なのですが、賃貸経営にはメリットだけではなくリスクもつきまとうということを理解しておきましょう。
まず何もない土地にマンションやアパートを建てるので、当然その建設費が必要となります。
その額ももちろん小さくはないので、ローンを組まなくてはいけない場合もあるでしょう。
またマンションやアパートを建設して入居者さえ見つければ、その後ほったらかしておいて良いというものでもありません。
賃貸経営というのは、そのマンションやアパートを管理していくということ。
建物は時間とともに劣化していきます。
管理費や修繕費というのも、頭に入れておかなければいけません。
○無視できない空き室のリスク
そして賃貸経営を行う上で、一番忘れてはならないのが空き室のリスクです。
部屋が埋まらなければ、当然得られる収益も小さくなります。
賃貸経営で赤字が続いてしまうと、節税の意味もなくなってしまうでしょう。
入居者が入るかどうかは、立地によって全然違ってきます。
駅が遠い、買い物に困るといった住みにくい立地の場合、それだけで空き室のリスクは高くなってしまいます。
そのためまず所有している土地の立地条件で、入居者が入るかどうかを慎重に検討することが重要。
またどのようなタイプの物件を建てれば需要があるか、賃料の設定をどうするか、なども事前に考えておきたいポイントです。
遊休地での賃貸経営を考えているという人は、メリットだけではなくこのようなリスクも理解しておくようにしましょう。
